花の咲かないサボテン3

容赦のない真夏の太陽の光を存分に受けて、元気のいいサボテンというようなイメージからは、かけ離れたサボテンが実は多いのだが、栽培法に関して、日光の適切な当て方以外にも、今回のネット検索で知ったことがある。
それは、鉢で育てるサボテンは、若年のうちは毎年のように植え替えが必要ということだ。これも意外なことだった。
たとえば、バラの鉢植えは、毎年植え替えが常識だ。肥料を好むバラで、この作業を怠ると、伸びた根で、鉢の中がいっぱいになり、生育不良となる。
生育不良となったバラにきれいな花を期待してもそれは無理というもの。
バラ以外にも鉢植えの植物の多くが毎年、あるいは、2年に一度は植え替えが必要と思ってよい。
しかし、サボテンは、根が急速に伸びて、一年で鉢いっぱいになるわけでもなく、毎年の植え替えが必要とは思ってはいなかった。
同じ鉢に何年も植えっぱなしのサボテンが順調に成長することは期待できないようで、この点をおろそかにすることで、拗れることもあるようだ。
金洋丸は、日焼けで拗れたが、それ以外にも、同じ時期に買い求めて、日焼けさせたわけでもないのに、花が咲かず、成長もあまり順調でないサボテンがある。

  • 花の咲かないサボテン2


品種は不明だが、このサボテンもマミラリア属のサボテンであることには間違いがない。
最後にこのサボテンを植え替えたのは、いったい何年前であるか、まったく思い出せない。
適切な栽培をしておらず、今日まで枯れずに生き延びたことのほうが不思議かもしれない。
昨日、金洋丸とともにこのサボテンも植え替えた。さて、植え替えの効果が出て、このサボテンにも花が咲くかどうか。