サボテンの花1

サボテンの栽培法を知りたくて、いくつものサボテンHP、ブログをのぞいてみて分かったことがほかにもある。
サボテンには、分類学でいう属の違うものがかなり多く含まれている。当然、属ごとの性質の違いも大きく、適正な栽培法も相当な開きがある。
ところが、サボテン一つ一つの値段はそれほど高くもなく、ちいさいサボテンだと場所もとらないため、ついつい種類をたくさん集めてしまう栽培者が多いということだ。
性質の違う二つのサボテンを並べて栽培すると、どちらか一方には、適切な栽培法でも、他方には不適切となるから、日照、水遣り、用土、温度条件等がことごとく違うと、両方ともうまく育てることなど不可能だ。
サボテンマニアの中には、多品種ではなく、特定の属のサボテンだけを栽培する人たちがいる。こうした人たちのサボテンHPには、その属のサボテン栽培に関して、参考になる点が多い。
残念ながら、日本では、ある特定の属のサボテンだけを扱うHPというのがあまりない。
ギムノカリキウム属に関しては、いくつかのサイトを見つけられたが、そのほかの属のサボテンに関しては、発見できなかった。
一方、英語のサイトでは、属ごとに熱心なマニアが充実したサイトを持っており、そこが栽培上の有益な情報源となっている。

  • マミラリア属雲峰


たとえば、日本でもよく見かけるマミラリア属のサボテンだけを扱うサイトがいくつかあり、栽培上の疑問に答えるフォーラムを備えたサイトもある。
日本では、誰にでも育てられるサボテンを駄物と称して歯牙にもかけない風潮があるようで、マミラリアはその代表なのだそうだ。
そういう風潮のためか、マミラリア属の詳しい栽培法を紹介するようなサイトは残念ながら見つけられなかった。
実際には、マミラリア属には大変たくさんの種があり、その中には栽培の難しいものもあるのに、それをどう育ててよいのか、日本のHPでは、参考になるものがほとんどないのだ。
たとえば、雲峰というサボテンは、大きな美しい花をつける魅力ある品種だが、写真のようにきれいな花を毎年、咲かせるにはどうしたらよいか。日本のサイトでは、参考になるサイトを見つけられなかった。