タロ・ジロ・サブ7

1月27日、タロを連れて、コーディネートしてくれたNさんとともに、Fさんのお宅を伺った。
車に乗せたことがなかったので、乗り物酔いで、タロは車内で食べたものをすっかりはいてしまった。
気分が悪いことと、知らない場所に連れてこられて、タロは不安に満ちた目をしていた。
タロを引き渡すのに際して、正式に契約書を交わした。
こうすることで、引き取った側に少しでも、責任感を持ってもらおうという趣旨からだ。
せっかく里親を見つけても、いらなくなったからといって捨てられたり、保健所へ持ち込まれたりしたのでは、何のための里親探しなのか分からない。
Fさんの家族は全員が大人で、家族全員がタロがやってくるのを待っているとのことだったので、里親として理想的だと思った。
保護してからの日数がそれほどたっていなかったので、別れはそれほどつらいことではなく、むしろいい里親が見つかった安堵感のほうが大きかった。

  • ジロとサブ(2010年4月2日現在)


タロには、こうしていい里親がすぐ見つかったのだが、残った2匹には、今日現在まで、見つかっていない。
これまで、2回のお見合いがあったのだが、いずれも断りの連絡があり、破談となってしまっている。
ちょっと前までは、まだ子犬のあどけなさがあったが、いまや成長して、かわいらしさはかけらもない。ますます里親探しが難しくなっている。
里親探しがうまくいかなかった場合、引き続き家で飼う事になるが、それははじめから覚悟していたことなので、かまわないが、ジロやサブは今まさに悪戯盛り。
ありとあらゆるものをかじり、庭のそこいらじゅうを掘りまくり、鉢植えの植物も何鉢もだめにした。
ペットを飼うことと、園芸は両立がかなり難しい。栽培している多くの植物には、受難の時期がこれからもしばらくは続くだろう。