ヨシとコロク2

現在飼っている5匹の中で、室内飼いのワンコは黒ポメのコロクだけだ。
コロクがうちに来たのは、2004年の10月。
その年の6月に飼っていたポメラニアンコユキが死んで、いわゆるペットロスになり、ネット上のブログに出ているポメラニアンの姿を見ては、コユキの死んだときの悲しさを思い出していた。
3ヶ月以上もそんな状態が続いただろうか。そうした毎日から抜け出したくて、またポメラニアンを飼うことにし、たまたまネットで見つけたブログで、生まれて2ヶ月のポメラニアンの子犬の里親を募集しているのを知り、応募したのだ。

  • コロク(2005年2月6日撮影)


里親募集のポメラニアンは、確か4、5匹だったと思う。死んだコユキと同じ、オレンジのポメラニアンが欲しかったが、オレンジの子犬には、どの子にもすでに里親が決まっていて、ブラックの子、2匹の里親がまだ決まっていなかった。
ネットのブログに掲載されている写真だけでは、二匹のどちらにするかはなかなか決められなかったが、ブログには動画もあって、動画の中で、ひとりで動き回っている子犬に親近感を持ち、その子犬に決めた。
里親を募集していた方は、ポメラニアンの繁殖を個人でされている、いわゆるブリーダーだった。営利目的の繁殖ではないのでということで、子犬を育てるのに、それまでにかかったいわば実費でポメラニアンの子犬を譲るということだった。
コロクを引き取りに、車で行くことにした。道のりは距離にして150kmほど。一般道を使ったため、6時間以上かかって目的地に着いた。
生まれて3ヶ月ほどのポメラニアンの子犬は、想像していたよりずっと小さかった。小型犬を子犬から育てたことはそれまで一度もなかったので、本当に育てられるかと思った。
家にやってきた最初から、コロクは不安な様子も見せず、すぐに新しい生活になじんだ。
動画を見たときに、この子犬なら、新しい環境にもすぐなじむと予想したのだが、その予想通りだった。