新たな子犬たち41

11月18日の朝に始まり、20日の早朝にかけて保護した8頭の猫と、6頭の子犬たち。18日に猫を保護する時に感じた、予感はずばり的中した。
猫を保護する時、次の日に子犬も保護することになり、その世話に追われまくると予感したが、その予感どおり、それからの一ヶ月は子犬と猫の世話、里親募集の記事掲載、それに対する応募者への対応に追われまくった。
子犬の里親募集は、保護してすぐには出さず、ドライフードが問題なく食べられるようになるまで、家で育ててからにした。
アイの時は、保護してすぐに里親希望者のところに持って行ってのだが、まだ離乳食を与える必要がある時点で、性急に事を運んだことが問題だったかもしれないので、今回は、慎重を期したのだ。
子犬たちの里親は順調に決まっていった。里親募集のサイトでも、子犬が対象の記事はあまり多くない。
いつも記事を掲載するサイトは、避妊手術を怠って生まれた子犬の掲載は行わない。すると、子犬を保護する状況というのは限られてくる。私の場合のように、野犬の子犬の保護というのは、珍しい状況なので、掲載記事も少ない。
一方、以前はよくいた雑種の子犬を欲しがる人は決して少なくない。需要に対する供給は限られているから、子犬のほうの里親探しはそれほど難しくない。
里親募集の記事を掲載したのは、日曜日の夜遅くだったと思うが、記事掲載をして数時間でいくつもの問い合わせのメールが届き始めたのには驚いた。
まずは里親希望家族とのお見合い、ついで、一週間の里親トライアルを経て、最後に正式譲渡契約。いつもどおりの手順を踏んで、子犬たちの正式譲渡を里親家族と取り交わした。その際に、それぞれの里親宅で、写真を撮ってきた。
画像はその際の写真だ。保護して、間もない時の写真と比べて、成長しているのがわかる。新しい家族が増えて満足そうな里親家族と、その家族に一週間の里親トライアル期間中に早くも懐いている子犬を見る時、それまで手間かけ、世話した甲斐があったように感じる。
保護せずにいれば、野犬狩りにあうか、厳しい環境に適応できずに半年ほどで命を落とすかのいずれかだった子犬たちに、自分を可愛がってくれる家族ができたのだ。
かつて、私の目の前で、野犬狩りにあった子犬たちも、これで少しは浮かばれるだろうか。