栽培の失敗例

  • 腐った亀甲恩塚(2012年5月18日撮影)

梅雨らしい雨が続く。サボテン・多肉には厳しい季節だ。今年も栽培に失敗して、だめにしたサボテンが出てしまった。
一枚目の画像はアストロフィツム属亀甲恩塚ランポー玉。5月に長時間の雨となった時に、雨に当たったこのサボテンの肌色がおかしいことに気がついて、球体を押さえてみたところ、簡単に崩れてしまった。中が完全に腐ってしまっていた。
腐れは、根から始まって、球体の先端に達していた。そうなるまでには、かなりの時間が必要で、一日二日で起きたことではない。
このサボテンを購入したのは、割合最近で、サボテン購入リストによると、3月15日になっている。
購入してわずか二ヶ月で腐ったわけで、購入時点ですでに、根には腐れが入っていた可能性が高い。
それを知らずに栽培を続け、暖かくなって一気に腐れが球体にまで及んだものと考えられる。

  • 腐った四角恩塚(2012年7月1日撮影)

そして、二枚目の画像がアストロフィツム属四角恩塚ランポー玉。一枚目の画像のサボテンと同時に同じ通販ショップで購入したものだ。
正確に言うと、購入ではなく、亀甲恩塚と同時に購入した恩塚ランポー玉のおまけとしてついてきたものだ。
3つのサボテンのうち、二つまでが同じような腐り方をした。これはもう偶然ではないだろう。
ここのサボテンショップの用土はサボテンの種類に関わらず、赤玉土腐葉土の組み合わせ。どうもこの組み合わせが家の栽培環境には合わないようだ。
残り一個は無事かと言うと、亀甲恩塚が腐った時点で、鉢から抜いてみた。
やたら長く伸びた本体を用土で深く埋めてあり、ほとんど鉢の底に達するほどの本体の先に、申し訳ほどの根が生えていた。
そして、その根がどうも元気がない。それで長く伸びた球体を胴切りして、放置しておいた。
皮肉なことに、その処置のおかげで、そのサボテンは腐らずに済んだ。