レスキュー

HCの園芸コーナーに行くと、売れ残った植物の処分セールを見かけることがある。
この処分セール、そのまま見過ごせば、ほぼ間違いなく、その植物は枯れて、処分されてしまうだろうと思うと、その植物がなんだかかわいそうになり、無駄な買い物になるかもしれないと思いながらも買ってしまうことがある。
ただ、運がよければ、元は結構、値段の高いものを安くで手に入れるチャンスでもある。


最初の映像は、ミニラン。
処分価格はわずか100円だったと思う。乾燥気味で、枯れかけていたが、新しい根が株元から出ていて、ほんのわずかだが、育つ可能性があると思い連れ帰った。
そのランが花を咲かせた。花が咲いたので、ミニカトレアだと分かった。
カトレアの開花時期ではないので、咲いたのは、本来は、2番花か、3番花として咲くはずのものが、今頃になって咲いたものだろう。
この後も元気に育つかは、まだ分からない。最後の力を振り絞って花を咲かせたのかも知れず、その場合、この映像が遺影となるだろう。
でも、これはまだうまくいったほうで、今日、処分セールで買い求めたサボテンの場合は、完全に失敗だった。
家に連れ帰って植え替えようとしたが、内部まで完全に腐っていて、処分価格ながら、植えてあった鉢を割高な値段で買ってしまったのと同じになってしまった。
こういうことのほうが、実は多い。
それでも、捨てられてしまいそうな植物を見かけてしまうと、これからもやっぱり手が出てしまうと思う。