日中の水遣り2

用務員のおじさんが芝生の状態を見ているとき、たまたまそのそばを通りかかったので聞いてみた。
真夏の日が照っているときに芝生に水を遣るのはなぜかと。
答えは、そうしないと芝生が枯れてしまうから。
こちらとしては、日本で常識とされている日中の水遣りの危険性がオーストラリアでも同じように認識されているかどうかを聞きたかったのだが、いかんせんそれだけの語学力はなかった。
用務員のおじさんにしてみれば、何をアホな質問をする東洋人かと思ったことだろう。

  • 庭木への日中の水遣り(2011年8月16日撮影)


そのときは、芝生の場合は鉢植えなどとは違って、撒かれた水が速やかに地中にしみ込むので問題ないのだろうと勝手な解釈をして納得した。
その頃は特に園芸に興味があったわけではなかったので、芝生の水遣りの件はそれで済んだ。
それから何年かして、バラやシャクナゲの鉢物を栽培するようになり、毎日それらの植物に水を遣ることが日課になった。
バラは四季咲きのHT(ハイブリッドティー種)を主に栽培。夏場を元気に過ごさせることで、秋にきれいに花を咲かせることが課題であった。
シャクナゲは、西洋シャクナゲが主で、日本シャクナゲに比べると夏の暑さに強くなってはいるが、鉢植えの場合だと夏越しが課題となる。