日中の水遣り3

容赦なく照りつける真夏の太陽。ほとんどの鉢植えの植物にとっては、夏は過酷な季節だ。
朝の水遣りは当然として、それでも連日35℃を越えるような時期には、昼過ぎに早くも水切れの状態になるものが出てくる。
バラは比較的夏の暑さにも強いが、水切れを何度か繰り返すと、枯れるものも出てくるし、株が弱って秋にまともな花が咲かない。
シャクナゲの場合だと、一回でも水切れさせて、葉がだらりとしてしまうと、ほとんどの場合それでおしまい。回復することはない。
これまで、水遣りの失敗で枯らしたパラや石楠花は数え切れない。
どうやれば、秋パラをきれい咲かせることが出来るか。シャクナゲの夏越しをどうすればよいか、夏が来るたびに頭を悩ませていた。
あるとき、サツキ栽培の園芸書を読んでいたら、サツキ・ツツジの盆栽栽培では、夏の暑い時期には、葉水を施すのがよいと書いてあった。
家には、サツキの鉢植えもいくつかあったので、昼の暑い時期に葉水を行ってみた。
すると、これがかなり効果的だと分かった。
家では、シャクナゲとサツキ・ツツジは同じ棚の上で栽培している。ついでなので、シャクナゲにも葉水をしてみた。