屋根の上のサボテン・多肉5


一昨日、昨日と続いて曇り時々雨の天気で、屋根の上のサボテン・多肉は室内に取り込んだ。
屋根の上に置いているからといって、雨ざらしにしているわけではない。
雨が降って、その後すぐに晴れるようなら、問題は少ないが、その後曇り勝ちの天気が続くようなら、雨ざらしは今の時期ノーグッド。
水は、長時間晴れることがわかっている日の午前中、それも日が昇る前、今の時期だと、午前5時ごろまでに鉢土の表土が少し湿る程度に与える。
植物栽培の水遣りの基本として、水遣りはたっぷりと、鉢底から水が流れるほどに与える。これはサボテン・多肉の場合も同じで、サボテン・多肉には、水遣りは控えめにというのは、頻度を控えることであって、量を控えるのではないとされている。
しかし、この常識は成長期のサボテン・多肉には当てはまるが、家の様に真夏の今の時期も、屋根の上の直射日光の下にあるサボテン・多肉には当てはまらないようだ。
まず、前回の水遣りから数日経って、鉢土が乾燥したら水をたっぷりやるというのでは、乾燥した鉢土の温度が高温になり、根がその高温に耐えられず、枯死する危険がある。(二重鉢はこの乾燥時の鉢土が高温になりすぎることを避けるためのもの)
枯死を免れても、その後にたっぷり水を与えると、その日のうちに鉢土が乾ききらず、長時間、多湿状態が続くことになる。根がこれでだめになる。
日本の夏は言うまでもなく、高温多湿だ。この時期に十分な日光に晒しながら、なおかつ枯死および腐死はもちろんのこと、日焼けもさせないというのは、結構手間がかかる。
屋根の上のサボテン・多肉栽培、実は、半日陰で水遣りを控えめにする通常の夏越し栽培よりずっと面倒なのだ。
で、その屋根の上栽培で育てている多肉のうち2種。画像左が大和錦。右が大和美尼。
どちらも大和が付いているから、近縁種なのだろう。
どちらも大変丈夫。連日の猛暑日の直射日光にもへこたれるどころか画像の通り、葉がぷくぷくツヤツヤ。
逆に、日当たりの悪いところに置いていたら、却ってへたってしまうのではと思える。