サボテンの冬越し1

  • 翠晃冠錦(2012年1月8日撮影)

年が明け、寒さが本格的になってくると、寒さに弱いサボテンの冬越し対策をしなければならない。
画像は翠晃冠錦。寒さで夏は黄色い錦の部分が濃い橙色に染まっている。
これはこれで美しいのだが、この翠晃冠の自生地はパラグアイの平地。熱帯地方だ。
このサボテンも、11月始めには、もう水を与えても、あまり反応がなくなったので、それ以降、水を与えていない。
ところが、自生地の気候を見ると、冬でもかなり暖かく、雨も降るようで、そうした環境からすると、3ヶ月以上も水を切った状態が続くのは、いくらサボテンでも適正な成長にはよくない。
そこで、室内に置いてあるヒーター付きのラン用小型温室に入れることにした。

二つ目の画像は、翠晃冠の自生地の気候グラフだ。パラグアイは南半球にあるので、
例によってグラフは半年時期をずらして日本の気候と比較しやすいようにしてある。
このグラフを見ると、今の時期の私の住む地域の最高気温が、自生地の最低気温にも達しないことがわかる。
最低気温も自生地に比べかなり低く、翠晃冠は、強健だといっても、やはり現生地の気候に近づけたほうがいいようだ。