右か左か?1

画像は、アサガオの小苗4本。
ヤフオクで落札したサボテンに、おまけとしてついてきた10個の種を蒔いたら、そのうちの4個が発芽した。
本葉が出てきたので、プランターなどの大きな容器、鉢に植え替え、支柱を立てる必要がある。
さて、つる植物のアサガオ。支柱に巻きつきながら成長して上に伸びていくが、その巻き付き方は右巻きか、それとも左巻きか。
ある年齢以上の人は、左巻きと答え、それより若い世代は右巻きと答えるのではないか。
それというのも、朝顔のつるの巻き方に関し、昔の教科書はこれを左巻きとしていたのが、割合最近になって、右巻きに変えたからだ。
いったいなぜ?
最近になって、アサガオの性質が変わったわけではない。世界的な潮流というと大げさだが、国際的な取り決めで、植物のツルの巻き方に関して、統一的な表現が求められ、日本もそれに倣ったからだ。
つい最近見た、NHKの「趣味の園芸」という番組で、アサガオが取り上げられた。
アサガオの行灯仕立てのやり方について、その時の講師は「アサガオは進行方向に対して、右のほうに巻いていくので…」という説明したが、よくわからない説明のしかただ。
進行方向って、何の進行方向?
右へ巻くって言うけど、行灯仕立てだと、支柱そのものがラセンをなしていて、アサガオのつるはそのラセンに沿うように、横様に巻き付けていく。
結局どっち向けに巻いていけばいいのかちっともわからない。
二枚目の画像はアサガオのイラスト。多分この講師の言う、「進行方向に対して右へ」というのは、イラストのように、アサガオのつるが鉛直方向に立てた支柱に撒きついていくとき、支柱の手前側、つまり観察者が見えるところにつるが伸びてきた場合、必ず、支柱の左端から右側に向けて伸びていくことを、上記のように表現したものと考えられる。
ツルが左から右への成長方向を持っている。だから右巻き。その講師の理解は多分そういうものだろう。