右か左か?16

  • 画像1

植物だけでなく、身の回りのさまざまなものがラセン形を持ち、それがright-hand(ed)/left-hand(ed)によって、その形状が区別されている。
さらに、この区別は分子の世界や、物理、数学の世界にも、広がっている。植物学の世界がラセン形に関し、孤高を保とうとしても無理があるように思う。
画像1は、DNAの分子構造を表したイラストだ。同じ形状の二つのラセン形を、はしごの横棒のように、別の分子が繋いでいる。
この図のラセン形の部分は、右巻きか左巻きのどちらとされているのだろうか。
形状のみの判定だと、ラセンが右肩上がりなので、right-hand(ed)となる。つまり右巻きだ。
実際、WikipediaのHelixの項目では、イラストのようなA型、もしくはB型のDNAのラセン形をright-handedと説明している。
植物も、DNAを持っている。その形状の判定と、植物体そのものラセンの形状の判定が異なった基準のものだと具合悪かろうと思うのだが、どうなのだろう。
遠からず、ラセンの形状に関しては、植物学会を含めて、同じ基準で判定が下されるようになるだろう。
その時に使われる用語は、やはりright-hand(ed)/left-hand(ed)かどうかはわからない。

  • 画像2

ところで、渦巻きに関してあちこちとネット検索していて面白いブログを見つけた。
画像2はそのブログからの拝借なのだが、日本人ならよく知っている蚊取り線香の画像だ。
そのブログでの話題は、画像の2種類の蚊取り線香の、それぞれ渦巻きは、右巻きか、左巻きかというものだ。
右巻き、左巻きの結論はともかくも、メーカーによって、差がつけてあったとは知らなかった。