クラッスラ属火祭りの紅葉

昨シーズンの真冬の頃だから、今年の1月頃だったか、丈夫だとされている夏型クラッスラの鉢を入れたトレイを屋根の上に放置していたら、トレイのほとんどのクラッスラに凍害が出てしまった。
凍害のために汚くなってしまったので、世話をする気がなくなり、そのままずっと屋根の上に放置したまま、春が来て、夏が過ぎ、秋が来たと思ったら、また冬になった。
その間、ほとんど水も与えず、まさに、育児放棄ならぬ、栽培放棄のままだったが、ちゃんと生き残った株がいくつかある。画像が生き残ったクラッスラのいくつか。
一枚目は、かなり成長していた火祭り、成長した枝先部分の葉のほとんどが凍害で解けてしまったにも拘らず、茎の部分はまだ生きていたようで、その部分から子株が出てきた。
菊の懸崖仕立てのように、枝先が垂れ下がって、そこから子株が出ている。
二枚目も、火祭り。凍害で株全体がドロドロに溶けていたが根が生きていたのか、また葉が出てきた。噂にたがわず、丈夫な品種のようだ。
多肉植物を育ててみたいが、世話が難しいものはちょっとという向きには、うってつけの品種だろう。真夏の直射日光にも、日焼けすることなく、害虫も付かず、肥料などの与えなくても、というより、与えないほうがいいぐらいで、水は天からのもらい水で十分。
三枚目は、火祭りの中でも、赤い紅葉部分が絣状に入るりんご火祭り。
これも、凍害でだめになったと思ったが、株の根元から新しい葉が出てきた。
リンゴ火祭りはちょっと珍しいので、子株を採って別の鉢に挿し木しておいた。
簡単に根付いて、数が増えていたのだが、挿し木で増やした株は凍害で全滅した。
せっかく生き延びた株をだめにしないように、今シーズンは氷点下近くまで気温が下がりそうな時には、室内に取り入れることにした。