新たな子犬たち2013-1-3

1月27日、日曜日の早朝。車の後部座席に、子犬を収容するカゴを入れて、昨日、例の雌犬が姿を現した辺りに向かった。
昨日深夜から早朝にかけて、少し雪が降ったらしく、河原の枯れ草には雪がうっすらと積もっていた。
枯れ草が辺りを覆いつくす河原は、でこぼこが激しく、かなり歩きにくい。子犬がある程度以上成長してしまうと、そんな場所で子犬を捕まえることはできなくなる。
たぶんこの辺だろうと当りをつけて、河原を歩き回った。早く子犬を見つけなければという気持ちが、足取りを速める。
少しの積雪とはいえ、防水性のないトレッキングシューズで歩き続けると、つま先の部分から、解けた雪の水気が浸透してきて、つま先の感覚がほとんどなくなってきた。
しかし捜索開始から30分以上が経っても、子犬も母犬も、まったく手がかりなし。
うーん、この辺に間違いないと思ったが勘に狂いがあったか。
捜索範囲を広げて、さらに30分以上歩き回ったが、まったく収穫なく、空しく帰路に着いた。
現場に到着したのは、日が昇ってすぐの時間だったが、帰路につく頃には、あたりは完全に明るくなっていた。