梅雨時のリトープス2

大型台風の接近が予報されている。それに伴って、梅雨前線の活動が活発化して、大雨の予想も。
さて、こんな状況で屋根の上の多肉やリトープスたちをどうするのか。少しでも晴れ間があるときは、トレイを屋根の上に出すという方針。これはなかなか面倒くさい。
屋根の上のリトープスにも二つのグループ分けをしている。ひとつが雨ざらし組。もうひとつが日干し組。
ざらしといっても、連日雨ばかりのときは室内に取り込むし,日干しといっても,夏の間、完全断水ではない。

最初の画像は雨ざらし組のひとつ、スザンナエと網目李夫人の寄せ植え。昨日までの雨で、鉢土が湿ったままで,なかなか乾かない。
スザンナエは富貴玉系。網目李夫人とともに、夏降雨地域が自生地。夏も通常通りの水遣りで、休眠などしない。
去年は遮光なしの直射日光栽培だったが,リトープスの数が増えて,二重鉢への給水が面倒になったので,梅雨が明けたら、30%ほどの遮光ネットを張ることにした。
同じ雨ざらし組には,紫勲系、日輪玉系のリトープスの寄せ植えがある。

二枚目は、日干し組のひとつ、繭型玉と不明種の寄せ植え。繭型玉は冬降雨地域が自生地。冬に降雨といっても降らないのに等しい少雨地域なので,冬でも一月一回の潅水。この鉢には、5月以降一度も潅水していない。
それでも画像のように、しぼんだりはしない。これは、潅水はしなくても、二重鉢の砂に給水すると、少しではあるが内側の鉢に水が浸透して,ほんのり鉢土が湿るからだ。
これで十分。余計な潅水は水ぶくれリトープスの原因になる。
日干し組には、他に曲玉、花紋玉系、澄青玉など、冬降雨地域とその近く、夏降雨地域との境目が自生地のものがある。
リトープスの自生地に関しては、「荒野の宝石」というHPが参考になる。