フェネストラリア属五十鈴玉


好調を維持しているフェネストラリア属の植物。一番大きな株が、画像の五十鈴玉。ある通販ショップで購入したもの。
購入当時、株全体が徒長気味だった。
なるべく、直射日光にさらし、潅水を控え、今の時期の朝晩の冷気に当てないようにするという方針、つまり、日中は外に出して、夕方からは、室内に取り込むという方法で栽培を続けたところ、画像のような状態になった。
紫色の葉は、購入当時からあったもの。たぶん直射日光のため変色したのだと思う。
緑色の葉が、うちで栽培を始めてから生じたもの。元からあった葉よりは、短いが、やはりちょっと徒長気味。葉の先が膨らんで先端肥大になっている。
たぶんこれは、使ってある用土に肥料成分が多く含まれているからだろう。
五十鈴玉は南アフリカ原産の多肉植物で、野生種だから、こういう植物に肥料を施すと、たとえ、日照が十分でも、窒素過剰のため、葉が巨大化して徒長してしまう。
五十鈴玉を画像検索すると、徒長していない株がほとんどない。日本で栽培すると、日照時間が決定的に短すぎるのが原因だろうが、それ以外にも過剰な施肥も原因しているのだろう。
自生地のフェネストラリアは、葉の先端、窓と呼ばれる透明な部分だけを地表に出している。
そんな草姿が一番自然なのだが、なかなか実現は難しそうだ。