リトープス属曲玉の脱皮


リトープスのほとんどの種はさかさまにした円錐台の形をしていて、天辺には切れ目が入っている。ここが脱皮の時には裂けて、下から新しい葉が出てくる。
リトープスの中には、この裂け目がなく、天辺にへその様な小さな穴だけのものがあり、曲玉によく見られる。
これが脱皮するとき、どう裂けていくのか、その脱皮の様子を見たいからというのが私が曲玉を購入した主な理由だ。
で、今の時期に曲玉の脱皮の様子なのだが、画像のようになっている。
いくつか購入した曲玉の中で、へそタイプのものは一個しかなかった。その一個が画像の左側のもの。右側の曲玉とセットになっていた。
右側がほぼ脱皮を完了しているのに、左側のものは、まだ古い葉がほとんどそのままで、その下がどうなっているか、まったく見えない。
実生した日輪玉の中にも、へそタイプがいくつか混じっていて、同じように、普通タイプより、脱皮が遅いように見える。
もう少ししたら、へそタイプも脱皮を終えると思うが、裂け目がどのように生じるのか、こういうことも、リトープス栽培の興味のひとつだ。