二重鉢の中のサボテン1

リトープスを夏の直射日光栽培に備えて、二重鉢へ順次植え替えている。
ところで、サボテンの中にも、日本の真夏の暑さが苦手なものが結構ある。枯れたり、腐ったりするほどではなくても、成長が止まってしまうものは数多くある。
その原因のほとんどは、日本の夏の最低気温の高さにあると考えられる。
ギムノカリキウム属の天平丸(てんぺいまる)も、そうした夏の暑さに弱いサボテンの一つ。平暖地だとかなり栽培は困難とされている。

一枚目の画像は以前に記事にした事のある天平丸。あまり調子がいいとはいえないがまだ何とか生きている。
以前の記事は次のとおり。
http://d.hatena.ne.jp/eriosyce/20110712/1310459583
ヤフオクで落札したものだが、到着した当時から、あまり調子のよくない株だった。
そこで、もっと元気のいい天平丸をということで、通販ショップで買い求めた。ところが栽培開始後元気がなくなっていった。
暑さでやられるというより、成長点付近が褐色に変色、そこから腐敗が株全体に広がる症状で新規購入株が次々と枯死または腐死。
この症状は、お互い近い場所においていた他のギムノカリキウムにも多発したから、どうやらウイルス感染が原因のようだ。
二枚目の画像は、一番最近に購入した天平丸。腐死した天平丸とは別の場所においてあったため、感染を免れた。
まだ小さい実生株にもかかわらず、結構値がはった。難物サボテンも販売する某通販ショップ出身。ラベルには「スペガジニィ v プニレンセ」とある。
学名、"Gymnocalycium spegazzinii var. punillense"という種類だと思う。
学名で検索すると、たくさんの画像がヒットする。