クラッスラ属都星#2

  • 2014年6月30日撮影


家には都星がこの株を含めて3つある。どれも二重鉢に入れて、屋根の上のトレイに入れて、直射日光栽培。
さて、都星は典型的な冬型とされている。つまり、秋から春にかけてが生育期で、夏は休眠ということなのだろうが、画像を見ればわかるとおり、成長点は鮮やかな緑色で、休眠するどころか、冬はもちろん、春の4月や5月ごろより、今のほうがずっと生育が盛んだ。
いったい冬型という区別は何のためのものだか、良くわからない。
こうした現象は何も,この都星に限ったことではなく,同じクラッスラ属スザンナエやセリアも同様だ。
一方夏型という区分には、それなりの意味があるように思う。
夏型とされているクラッスラの自生地は夏に一年のうちの降雨期の中心があり、気温もそれに伴って,夏暑く,冬が寒いという気候パターン。
実際、夏型は冬には成長がほとんど見られない。
一方、クラッスラの冬型が自生する地域の気候は,冬が降雨期とはいえないぐらい降水量が少なく、夏と冬の気温差もあまりない気候バターン。
こうした地域が自生地の植物に,夏と冬とで生育パターンが大きく違うということがあるのか。
私の経験ではそんなものはない。
夏に冬型が生育しないというのは、生育のための適正な環境にしていないだけのことだろうと推測される。