夏の終わりのフェネスストラリア3種

自生地の気候を調べ、栽培法にある種の目安が立ったので、それにしたがって栽培を続けているフェネストラリア。
夏越し自体はそれほど難しくない種だが、メセンの通常栽培では、徒長しやすく、その後だんだん痩せていく。
というわけで、今夏は日光あてまくり、水は通常の潅水を行わず、表土を湿らすだけという方針で夏越しに臨んだ。

で、その結果だが、まず最初の画像は五十鈴玉の大株。購入時の姿とはぜんぜん違っている。
徒長気味のところと、丈の低いところが半々になっている。
徒長気味なのは、たぶんの用土のせいだと思う。ショップから送られてきて、植え替えはしたが、そのときに鉢土は落とさず、そのまま別の鉢に移しただけなので、その土に肥料成分が入っていたのだろう。
そろそろ植え替えたほうがよさそうなので、そのときに、ある程度、鉢土を落として、無肥料の鉢土を足すことにしよう。

二つ目は、別の通販ショップで購入した郡玉。葉が6枚しかないちっこい苗で、うまく育つか心配した。
購入時よりは葉が増えたが、いかんせん、徒長気味。
これもショップの用土を入れ替えずにそのまま使ったため、肥料成分が入っていたのだろう。それと、うっかり雨に当てて、鉢土が一晩乾かなかったことが一度だけある。
まさに、その一晩でにょろにょろ伸びて、さらに身割れまでしてしまった。
フェネストラリアに過湿は禁物なのだが、日照不足でも徒長するから、外に出さざるを得ない。
すると、今年のような天候不順ではいつ何時雨になるか分からず、雨に当たるのはいたし方のないことだ。

三つ目は、ヤフオク落札の朱鈴玉。これは4種便で送ってもらったので、用土は家でブレンドしたもの。肥料は全く入っていない。
上の二つよりは徒長していないが、それでも、やや徒長気味に見えるのは、やはり急な雨降りで用土が一晩濡れたままになったからだろう。
全体としては、天候不順にもかかわらず、徒長は良く抑えられたと思う。
購入してから花が咲いたことがない。開花が期待できそうな育ちかただと思う。