スーパーの駐車場にて

土曜日の夕方、さらに雨が降っているとなると、車でスーパーに買い物に来る人が増える。
いつもそうしたときに行くわけではないあるスーパーの駐車場で、駐車に手間取った。
駐車場が満車で空きスペースが出るのを待つことに。私の前には、同じように空きスペースが出るのを待つワゴン車が一台。
このワゴン車がちょっとバックし始めたので私もバック。ワゴン車の前を一台の車が出て行った。
空いたスペースに、このワゴン車が駐車しようとした。しかし、その駐車に手間取ること。
スペースにバックで入れようとするが、縦長のスペースの中心線に対して、斜め45度に車を止めて、バック開始。このやり方で駐車する人がほとんどだ。
で、こちらから見ていても、最初の停車位置がスペースに対して悪く、バックしていくとスペースの右側に駐車している車に接触しそう。
ぶつかるちょっと前に、止まって切り返し。しかし、この駐車場は通行のためのスペースが狭く、切り替えして前進できる距離が大変短い。
十分な切り返しが出来ないので、再びバックしても、また隣の車にぶつかりそうに。
また切り返すために、前進。それでもうまく寄せられない。
短気な私は、思わず、「こいつ無茶下手くそ」と思わず声に出して毒づいてしまった。
結局4回切り返して、何とか駐車できて、そのとき、別の一台が駐車場から出て行ったので、私がそのスペースに駐車することにした。
ワゴン車のドライバーはまだ車から降りていなかった。ちょうど、ワゴン車の運転席の正面近い場所に止めることになったので、「駐車ちゅうもんはこうするんや」とばかりに、一発でスペースのど真ん中にほんの10秒ほどですばやく駐車して見せてやった。
そのときにまだ、ワゴン車のドライバーは運転席に座ったまま。
一応駐車はしたものの、スペースの右側に寄り過ぎていて、降りようとすると右側の車にドアがぶつかりそうだったので、もう一度切り返そうというのだろう。
バックが苦手という女性ドライバーはたぶんかなり多い。しかし、男性ドライバーでもスーパーなどの駐車場での駐車に手間取ることが多い。
これは、そもそもやり方が間違っているから。
スペースに対して、上記のドライバーのように、斜め方向に止めてバックを開始するドライバーがほとんどだが、この方法だと、斜め方向の角度が毎回、微妙に異なるし、止めようとするスペースとの距離も、そのたびにぱらぱらになる。
こんな方法を繰り返していても、いつまで経ってもうまく駐車できるようにはならない。
私のやり方(スペースが車の左側にある場合)は、
1. 駐車スペースに対して直角に車を止める。
2. 止める位置は、止めようとするスペースを行き過ぎ、二つ先のスペースの
ちょうど中心線延長上に自分の肩が位置するところ、自分の車の左端が駐車スペースの前縁から50cm以上100cm未満、およそ80cmぐらいになる場所。
3. この位置でハンドルを左一杯に切り、バックする。
4. 自分の車の左後ろの角が駐車スペースの前縁部分から少し奥に入ったころから
ハンドルを徐々に戻しながら、駐車スペースの位置決めラインを左のサイドミラーとバックミラーで確認しながら、スペースのど真ん中に車が来るよう微調整する。
このやり方だと、上記スーパーのように、通行のためのスペースが狭くても関係が無い。一発で決めることが出来る。
自分の車の右側にスペースがある場合も、上記手順の左を右に替えるだけで、基本的には同じ。
最初に車を止める位置は、乗っている車のサイズによって異なる。自分の車にとっての適切ポイントを見つければ、後は簡単。