氏名詐称

ある多肉植物が欲しいとして、何を手がかりにそれを探すかと言うと、当然その植物の名称。
ところが、多肉植物の世界はこの名称があてにならないことが多々ある。
今一番はまっているのはリトープスなのだが、通販ショップで種類の名称を当てにして購入しても,名札どおりの種類とは限らない。
違った種類であることを承知の場合はともかく,私以外にも、こんなはずではなかったと思う人は多いはず。
紫薫ということで、ある通販ショップから購入した株。
頂面の模様は確かに紫薫系のもの。しかし、余計な黒い点々が。
こんな黒点は紫薫にはなかったはず。どうやら別の種類が交雑している模様。
交雑の相手は多分麗春玉。
網目巴里玉という名称で購入。
しかし咲いた花の色は黄色。巴里玉に黄色の花色はなかったはず。
調べてみると、富貴玉系のバーミキュレーテC023がかなり似ている。
まあ、富貴玉でも別にかまわないのだが,専門店でも品種の正確さは期待できないというのはどんなものか。
同じショップから購入した荒玉。
本物の荒玉はなかなか見つけることができない。ネット通販ショップでも扱っているところは限られている。間違いなく荒玉と思われるものを扱うショップの仕入先はリトープス栽培の聖地とされるナーサリー。
つまり、日本でまちがいのない荒玉が手に入るのはそこしかない。
で、画像の荒玉。ウーン、本物かどうか。なんだか曲玉のような。
花が咲けば、その時期から曲玉か荒玉かがある程度判断できる。それまで待つか。
荒玉は本物が欲しい。そして交配して種が採りたい。