里子のしんちゃん(ネコ)が戻ってきた2

戻ってきたしんちゃん。うちにいた頃に暮らしていた離れの物置に放してやると、すぐにどこかに姿を隠した。
まだ里親が見つかっていなかったとき,3兄弟でそうやって遊んでいた。
しかし、そのときと違って兄弟はいない。
そのうちに、私にやたらまとわりついて甘えるようになった。兄弟でいたときにはそれほどでもなかったが、やはり寂しいのだろう。
よく、犬は人に付き,ネコは家に付くなどというが,これはまったくの誤りだ。また、犬は集団を好み、猫は独立心旺盛などとも言うが,これも誤り。
兄弟たちが見当たらなくて,しんちゃんは寂しくて仕方がないのだ。

私にまとわり付いて、写真が撮れないので,ケージに入れて撮影した。
入れた途端、ニャーニャー鳴いて外に出たがる。
出すと、私の背中に飛びつき、肩のところまでかき登る。そこまで登って、自分の顔を私の顔にこすり付ける。
なんだかこっちまで切なくなってくる。