リトープス、脱皮モードに

家にあるすべてのリトープスが、順調に花の時期を終わらせ、順次脱皮モードに入りつつある。
この脱皮モードの開始を決める要因は何なのだろう。
いつも巡回しているあるブログでは栽培環境の気温が高いことだとしていた。ブロガーは北海道在住の人。
北海道では冬の間、室内の温度を高く保つため,暖房を欠かさない。必然的に室内温度はかなり高い。
これが他の地域でのリトープス栽培より、脱皮が早まると考えたのだろう。
ところが、同じように北海道でリトープスを育てている別のブロガーのリトープスたちには,まだ脱皮の気配すらない。
栽培環境はどちらも室内で日の当たる窓際にトレイを置いての栽培。似たような栽培環境なのに、脱皮の開始時期に差がある。
家のリトープスの栽培環境もよくあるリトープス栽培の栽培環境とは違うが、脱皮開始の時期にはそれほど違いがない。
あれこれ考えていくと、脱皮開始のきっかけになるものがなんだか分からなくなる。
ただいえるのは、やはり花の咲いた順番に脱皮も起きるような気がする。
招福玉系三種の寄せ植え。
花の咲かなかった左端の株はもう脱皮の過程の中ほどまで来てしまっている。
これは進行が早すぎ。二重脱皮の恐れがある。
奥の株は種ができたようだ。種ができると脱皮の進行が遅れる。
右側の株もひょっとすると種ができたのかもしれない。同じく脱皮の進行は遅れる。
二枚目の画像は、不明種2株の寄せ植え。
外観からすると、富貴玉と麗春玉のようだ。
富貴玉のほうはまだ脱皮の気配を見せないが,麗春玉のほうは頂面に皺がより始め、脱皮モードになっている。
今の時期だと、このぐらいの状態のものが一番多い。
三枚目の画像は雀卵玉。
開花時期が割りと早かった。
脱皮の進行もそれだけ早いようで,画像では分からないが,割れ目の奥に,すでに形成されている新しい葉が見えている。
この状態のものも割合多くある。そういう種類の代表は微紋玉系。
白花の系統,寿麗玉系、巴里玉系などは脱皮の兆候はまだない。
また、ちょっと前に花が終わったいわゆる真性冬型の繭型玉、青磁玉、澄青玉などは脱皮モードになるのはまだ先のことだろう。