我が家には毎年のようにゴキブリが発生する。8月ともなると、夜中にキッチンで明かりをつけると数匹のゴキブリが床を走り回る姿が見られる。
ゴキブリ駆除のための殺虫剤を撒いても、効果は一時的。えさで誘引する据え置き型を二年前の夏に試してみて、予想外の効果を挙げた。
しかし、数週間置きに新しいものに取り替える必要があり、しかも結構値段が高い。
と言うわけで、去年の夏は対策を何もしなかったら、キッチンは当然の事、洗面所にも小さいのやら大きいのやら、かなりの数のゴキブリが我が物顔に走り回る事態に。
今年の夏も面倒くさいので、何も対策はしなかった。それなのにゴキブリの姿は今年はほとんど見られない。とりわけ、体長3ミリほどの小さいゴキブリをまったく見かけない。
一体どうしたのか。
どうやら、その理由は大型のクモ、アシダカグモの所為。
キッチンやキッチンのすぐ外側のブロック塀でも何度かその姿を見かけた。
主食はゴキブリやハエ。ゴキブリハンターとして、優れた能力を有するらしく、一晩数匹から、十数匹。
いくら繁殖力旺盛なゴキブリでも、毎晩これだけ食べられたら、ほとんどいなくなるのも当然。
自然と言うのはうまくできているものだと改めて関心。我が家の場合、キッチンが野生の王国だったわけだ。
来年の夏もゴキブリ駆除のため、何か対策を採るというのは止めにする。