ダルマインコの里親探し16

里親探しで難航しそうだったマイちゃんとツキちゃんのペア、それとヨウムのダイちゃんがまとめて引き取られることになり、一安心。

その時点でまだ、里親が決まっていなかったのが、オカメインコのオカちゃん。

オカちゃんは、私が元の飼い主さんのところから引き取ったすぐ後に、近所の人のつてで里親候補の家族が見つかり、里子トライアルに出した。

ところが、一ヶ月をかけたトライアルの後、その家族からオカちゃんが餌やりのときなどに突いたり、威嚇してくるので、返したいと連絡して来た。

短い期間だったがうちにいるときのオカちゃんは、世話をしてくれる人を威嚇するような印象はなかったのだが、まあ、そう思われてしまったのでは里子には出せない。

それで、また家に帰ってきたのだが、オカちゃんを元いた場所に戻したとき、他の5羽のインコたちが一斉に鳴き声を挙げ始めた。

その鳴き方は明らかに歓迎しているときの鳴き方。なぜそうだとわかるのか。

その鳴き方は、ペットシッターのTさんがやってきて、インコたちにいる部屋に入ったときの鳴き方と同じだったからだ。

私が部屋に入っても最初の一ヶ月ほどはインコたちは、私のことをガン無視。何の反応も示さなかった。

それなのに、Tさんには最初からやや興奮気味といえるほどの熱烈歓迎の鳴き声を上げた。

それと同じ鳴き方を戻ってきたオカちゃんに対してあげた。再会を喜んでいるといった印象で、ちょっとした感動の場面だった。

長い間、同じ時間をすごした6羽はいってみれば一つの家族のようなものだったのだ。インコやオウムは知能が高い。お互いがお互いを個別に認識している証拠だ。

一番最初に里親が決まりそうだと思っていたのに、最後に一羽だけ里親が決まらないという状況になったオカちゃん。

オカちゃんには、一組しか、お見合いに訪れる里親希望者がなかった。

その希望者の方もインコやオウムの飼育経験も豊富だったので、そのまま里親としてオカちゃんを引き取ってもらってもよかったのだが、できれば複数の候補者の中から、オカちゃんの里親を決めたいと思ったので、里親募集サイトに再度、オカちゃんの記事を載せることにした。

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青いセキセイインコが好きなオカちゃん