ダルマインコの里親探し17

里親探しのサイトに再び、オカちゃんの里親募集記事を載せたところ、一組の応募があった。お見合いのことを打診したところ、OKという返事。

里親募集では、このお見合いというのが、最初のハードルになる。

アイちゃんの里親募集でもそうだったが、お見合いを打診すると、半数ぐらいは色々な理由をつけて断ってくる。

お見合いOKと連絡してきても、いわゆるドタキャンが珍しくない。そのドタキャンの理由がいかにもとってつけたようなもので、要するにはじめからわざわざお見合いに行く気はなかったものと推察される。

お見合いを打診して、打診に対していきなり、拒否ではあからさま過ぎると思うのか、お見合いの日程など、話が煮詰まってきた段階で、理由をつけて断りを入れる。

まあ、いつものことなので、特になんとも思わないのだが、オカちゃんの場合、最初の里親募集でお見合いに来たのは一組だけだったので、少なくとも、もう一組の里親候補が出てきてほしかった。

サイト募集で応募されてきた方は、電車やバスを利用してお見合いに来るという。こういう例は、これまでの何十もの里親募集でも、それほど多くない。

お見合いの日取りも決まり、その当日がやってきた。正直、ドタキャンになるのでは思っていたのだが、予定通り、うちの最寄のH電車の駅についたとの連絡。

待ち合わせ場所をうちの近くにあるドラッグストアの駐車場に決めていたので、到着予定時間より少し早く、そこまで車で行った。

待つこと15分ほど、しかし、予定時間を過ぎても待ち人来たらず。新手のドタキャンかと思いかけたとき、ドラッグストアの駐車場フェンスの向こうを歩く人が声をかけてきた。何でもバス停を一つ乗り越したとのこと。

うちまで、車で移動。インコたちのいる部屋に案内。まだそのときには、ダイちゃん、マイちゃん、ツキちゃんが部屋にいて、そのことに少し驚いた様子だった。

しかし、この応募者はお見合いに来た他の応募者ほど、ダイちゃんやマイちゃんには興味を示さなかった。

このことは私にとっては、うれしいことだった。なぜかというと、オカちゃんは他のインパクトのあるインコに比べ、随分とおとなしい。

その分、これまで注目を集めることがあまりなかったと思われた。だから、オカちゃんだけに注目してくれる里親候補者が現れることを心待ちにしていた。

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新しい飼い主さんの手に止まるマイちゃん