日本人の英語1

サボテンには待ったのはごく最近のことだが、もっと付き合いの長い趣味というか、関心事がある。それが英語。
以前は、自宅でも、学習塾でも、中学生や高校生に英語を教えていて、英語は仕事でもあって、趣味以上のものであったし、今も若干の翻訳の仕事があるから、趣味以上というのは、今でもそうだといえる。
趣味としての英語の部分で言えば、英語好きの集まる、ある英語サークルに参加している。この英語サークルとの付き合いは長く、もう10年を軽く超えている。
毎週土曜日がサークルの活動日。活動に参加して思うのは、英語が楽しいと思うのではなく、日本人にはやはり適応困難な厄介な言語だということだ。
いろんなメニューが盛り込まれた活動それ自体は楽しいのだが、英語になじみ、かつその能力を伸ばすという点から言うと、活動内容がそれにあっているかは疑問だ。
サークルにやってくる人の目的はさまざまあるが、英語能力を伸ばしたいと思っている人が大半だと思う。
そうした人たちの思いに、いきなり冷水を浴びせるようだが、英語の能力を伸ばすことの困難さ。とりわけ日本人の英語への不適応ぶりは毎回の活動でも、いつも感じることなので仕方がない。
英語無能力者といってもよいほどの日本人の英語不適応ぶりは、何も会話能力の低さだけではない。活動を通じて私が感じていることを土曜日を英語日として述べていくことにする。