帝玉の夏越し1

二重鉢に植え替えて、夏越し中の帝玉。今のところ順調で元気もよさそう。
昨日は、雨の後、晴れ間が見えたが、ものすごい湿気。
ほんの少し体を動かすだけで、汗が吹き出てきた。
夏越しが難しい植物にとってこうした高温多湿がもっとも問題で、高温か多湿のどちらかだけでも下げる工夫をすれば、夏越しは成功する。

  • 二重鉢の帝玉(鉢土の温度は19℃ほど)


二重鉢は前者の高温状態をなるべく避ける工夫なのだが、昨日のように湿度が高いと、外側の鉢からの蒸散がほとんど起こらず、鉢土がは室温とほとんど同じになってしまう。
それを避けるには、結局は湿度も下げる工夫が必要となる。
湿度を下げるには、エアコンの除湿機能を使うか、除湿専用機を使っている部屋に鉢を移動させるのが一番。
そこで、普段は、二階のベランダにおいてある帝玉の鉢を除湿機を入れている一階に持ってきた。

  • プレイオスピロス属巨鳳


一階には、小型の室内用温室があり、普段は、ここに小型のギムノを入れている。
その一隅に帝玉の鉢を二つと、帝玉と同じ仲間の巨鳳の鉢二つをおいた。
一階の室温はこのとき25℃。4つの鉢に小型の扇風機の風が当たるようにしておくと、鉢土の温度は20℃を下回るほどに冷える。
夜間は、温度そのものが下がってくるから、扇風機の風を送るだけで、十分温度を下げることが出来る。
帝玉の夏越しは始まったばかり。これから本格的夏が始まるが、一応このやり方を継続していくことにする。