サボテンの冬越し6

温帯性ギムノといえるものには、フェロシオール、ピルトジオルム(ピルツオルムとも言う)がある。手持ちのギムノすべてについて調べたわけではないので、他にもまだこのカテゴリーに入るものがあるかと思う。
自生地はアルゼンチンの中緯度地域Andalgala, Catamarcaで、気候グラフは画像のようになる。
この気候データに関しては、気象データベースのhttp://www.worldweatheronline.com/を利用した。
このデータベースは、ホームページにある地図上で、目標とする地点を右クリックするだけで、年間の気象データが表示できる点が便利だ。
もっとも表示されるデータが具体的にどの地点での観測データなのかは分からない。

  • フェロシオールの自生地の気候グラフ


データは自生地が南半球にあるので、例によって半年ずらして、大阪の気候と比較しやすいようにしてある。
グラフから見て分かるように、気温は夏の期間を除いて大阪より高めだが、カバー付きの温室による栽培環境を考えると、かなりの部分が重なってくることが分かる。
フェロシオールは強健種ということだが、日本におけるサボテン栽培の環境が現生地の気候にかなり近いから、丈夫に育つというだけのことなのかもしれない。