サボテン鑑賞のツボ2・・・ 刺その二

刺が鑑賞の対象である場合でも、人の好みはさまざまだ。
太くて長い刺がびっしりはえているのがいいと思う人もあれば、むしろ短めの刺が幾何学的に整然と並んでいるのがいいと思う人もある。
その色にしても黒を好む人もあれば、白がいいと思う人もある。
私自身の好みは、刺は長くも短くもなく、やや太目の刺が整然と並んでいるというものだ。色も本体の色とのコントラストがついているものに魅力を感じる。

  • エリオシケ属極光丸


画像はそうした私の好みに合ったサボテンのひとつだ。エリオシケ属の極光丸というサボテン。学名はEriosyce ceratistesで、属名がこのブログのタイトルでもある。
つや消しの青味がかったた緑色のボディに、カールした黒色の刺が映える。
刺だらけであるが、その刺がカールしているためにそれほど攻撃的でないところがいい。
また乱雑に見えて、その実、生えかたが整然としている。刺全体がまるで鳥かごのようで、その中にサボテン本体が守られているかのようだ。
この種類のサボテンは、先の日の出丸以上に一般の人の目に止まることはまずない。
サボテンネットショップのカタログにも偶にしか出て来ない。でてきてもやたら値段が高い。
手に入れるには、サボテンオークションに出品されるのを根気よく待つ方がよい。
画像の極光丸もそうしたオークションで落札したものだ。
このサボテンの場合、即決価格が設定されていたので、迷わず即決価格で入札。手に入れることが出来た。即決価格の設定がなければ、競争入札となり、価格が高騰したであろうことは疑いがない。