サボテンの冬越し5

毎年、夏の夜に花を咲かせるディスコカクタス属のプラセンティフォルミス。冬はいつもラン栽培用の温室にランと同居している。
画像のサボテンは、ヤフオクで落札したものだ。植え替えのときに根を見たら、どうやら実生苗のようなのだが、実生から何年すれば、この大きさ(直径11cm)になるのか見当がつかない。
かなりの年月が経ったものだろうが、その割には落札価格は高くはなかった。サボテンの栽培人口が多くないからか、栽培年数の割りに、サボテンの価格は安いといえる。

二枚目は、プラセンティフォルミスの原生地、Diamantiana, Brazilの気候グラフ。赤道に近い場所で、しかも1200mを越す高地なので、年中安定した温度だ。
このサボテンにとって日本の夏は暑すぎ、冬は寒すぎる。家では、ランと同居している冬のほうが元気がよい。
温室の温度設定は、30℃だが、外に置いてあるので、日の出前には、18℃に下がるし、日の当たる日中には35℃ほどになる。グラフで言えば、原生地の真夏の温度に当たる。
成長点付近の刺の色が違うのは、これが生えて間もないからで、冬に新しい刺がどんどん出て来る。