5月にやってきたあの野犬?

今日の昼過ぎ、ガレージの扉を開けると、ご近所の人がちょうど犬の散歩をしているところだった。
挨拶をして、少し話をすると、橋を渡ってすぐのところにある、田んぼに黒い大きな犬が寝そべっていて、死んでいるのかと思ったという。
近づいてみると、ゆっくりとした動作で立ち上がり、歩いていったという。だいぶ前から、時々見かける野良犬だとのこと。
話を聞いていて、ひょっとすると、5月に家の前にやってきた野犬の一匹ではないかと思えた。
ちょうど小夏を散歩に連れ出す時間だったので、いつもの散歩の帰り道、橋を渡って、その田んぼのあたりにいってみることにした。
川の対岸にはめったに行かない。対岸の堤防の道は狭いのに、交通量が多く、事故多発路線だからだ。
目当ての田んぼは、その対岸の道路を少し上流側にたどった後、川とは反対側の坂道を下ってすぐのところにある。
稲刈りが終わって、見晴らしのよくなった田んぼの中に、なにやら黒っぽい塊があった。
近づいてみると、やはり犬だった。毛の色がかなり黒っぽく、5月に家のやってきた犬とは毛の色の印象が異なっているが、体形や、雰囲気はそっくり。
写真を撮るため、いったん帰宅して、戻ってみると、まだ同じ場所にいた。
画像はその時に撮ったもの。かなり衰弱しているようで、足取りがよたよたしている。
以前からいる野良犬だったら、もうすでにかなりの高齢のはずで、死期が近いのかもしれない。
持参したドッグフードを置いてみると、私がその場所から離れるのをまって、おもむろに近づき、フードを食べた。
まだフードを食べるだけの元気はあるようだ。また明日様子を見に来ることにした。