冬が成長期2

冬が成長期と思われるサボテンは、ペクチニフェラに限らないようだ。
一枚目の画像は、ノトカクタス属リンキー。HCで、透明なセロハンに入れられて、売られているサボテンのひとつ。
購入した今年の5月の時点ですでに、球体の下半分が茶色く変色していた。購入後、鉢に植えつけて栽培を始めたが、ほとんど成長しなかった。
鉢土がこのサボテンに合わなかったのかと思ったが、特に理由もなく、秋以降、加温装置付きの温室に入れておいたら、つい最近、新しい刺を出し始めた。
二枚目は同じノトカクタス属の紅冠丸。ヤフオクで落札した小苗で、購入後一年以上経つが、成長が思わしくなかった。
これも土が合わないのかと思って、秋に植え替えたところ、根は十分に伸びていた。
それなのに、新刺がまったく出ていなかった。それで、これも特に理由もなく、温室に入れてみて、そのままにしておいたら、先日、新刺が出ているのに気がついた。
ノトカクタス属は、冬に水を切る通常の栽培法だと球体に段がついて、見掛けが悪くなる傾向にある。
それで、冬の間は室内に取り込み、水も、少しは与えるようにしているが、加温装置付きの温室に入れたことはなかった。
ペクチニフェラにしろ、ノトカクタス属のサボテンにしろ、どちらも南米原産のサボテン。成長パターンが北半球とは真逆のままで、北半球の気候に順応していないサボテンなのかもしれない。