南アフリカの多肉植物1


買っては腐らす、枯らすを繰り返している多肉がいくつかある。
帝玉がその代表だが、これに関しては課題だった夏越しに、何年か連続で成功して適切な栽培法の感触がつかめた。
失敗を繰り返しているほかの多肉には、チタノプシス属天女。アロイノプシス属唐扇、フェネストラリア属五十鈴玉、同じく群玉、クラッスラ属都星、おなじく、スザンナエ、ドロシー、アルストニーなどがある。
これらの自生地を調べてみると、何れも南アフリカが原産地だ。これまで自生地のことを調べてみようという気が起きなかったため、まったく気がつかなかったのだが、最近になって、ようやく、南アフリカ原産の多肉に、栽培の失敗続きのものが多いことに気がついた。
チタノプシス属天女はいつも簡単に手に入るわけではないが、時おりヤフオクに出品されたり、ショップでも売っていたりするし、値段もそれほど高くもないので、枯れたらまた買えばよいというような安易な気持ちでいたため、いつまで経っても、うまく育てられないでいた。
購入後、しばらくは元気なのだが、夏を過ぎた辺りから元気がなくなり、だんだんと株が収縮、最後は枯死するというパターン。花が咲いたためしがなく、もう何株からしたかわからない。
夏越しをどうするか、冬の栽培はどうするかは、やはり自生地の気候を知らないと判断できない。
というわけで、画像は天女の自生地、Britstown, South Africaの気候を示したグラフだ。Britstownは、いくつかのリトープスの種の原産地でもある。
自生地の気候は、日本のH市に比べて、夏の最高気温がずっと低いが、冬の最高気温はずっと高いという南アフリカのほかの地域にもよく見られる気候パターン。