強制脱皮

  • Before

徒長しているリトープス青磁玉、澄青玉、繭型玉の3種、お互い自生地は近い場所だ。
これらのリトープスの脱皮がなかなか進まないので、古い葉の水分が完全に抜けていないのに、無理やりむしりとった。
リトープスの脱皮は古い葉に蓄えられた水分や養分が新しい葉に移行して、新しい葉が成長するとされている。
つまり脱皮が完了するまで、旧葉は少なくとも水分が抜けて、からからになるまで、そのままにしておくのがよいということになる。

  • After

しかし、どうもこの説には同意できない。なぜなら、古い葉の上部はまだ十分にみずみずしいのに、古い葉と新しい葉が接合している根の直ぐ上の部分から、古い葉の萎縮や枯れ込みが始まるからだ。
この部分の組織が枯れたり、組織に変化が生じたら、新しい葉への水分や養分の移行など起きるわけがない。
徒長したリトープスの場合、古い葉が新しい葉への日光の照射を妨げるので、成長を促すどころか、邪魔なだけだと思う。
ということで、上記のリトープスの古い葉を強制的にむしりとった。
まあ、これで何かまずいことが起きるようなら、私の考えが間違っていたことになる。
画像は徒長が一番ひどい澄青玉のBefore & After。