リトーブスの実生2016その2

今年、自家採種したリトーブスの種はほとんどを里子に出した。しかし、一部はうちでも撒いてみた。その実生苗の現在はというと画像の通り。


一枚目の画像はトップレッド。鉢の左半分に種を蒔いた。蒔いたのは8月8日。
発芽率は高く、撒いたスペースをびっしりと埋めるぐらいだった。
それが今は画像の通りまばら。原因は一つには、保護した子猫の世話などでリトーブスの世話にまで手が回らなかったこと。
さらに最近になって、スズメが特に実生苗をつつきまわしたことで、半分以上の苗がついばまれてしまったことだ。
家の多肉栽培で最大の脅威は雨でも強すぎる日光でも、病気でもない。最大の脅威はうちをねぐらにしているスズメたちだ。
鋭いくちばしで、多肉の柔らかい部分をつつきまわす。実生苗だとついばんで全部食べてしまう。
被害は甚大で、つつかれた多肉は助けるすべがない。
それで、スズメ除けに画像にあるような針金を鉢に差しておくのだが、ついに、スズメたちはこの針金はこけおどしで何ら怖くないと学習してしまったようだ。
針金をさしてあったにもかかわらず、その隙間から実生苗をついばんでしまった。
二枚目の画像はリトーブス・スザンナエの実生苗。
これもそこそこの発芽で苗の数は、20以上はあったはずなのだが、現在はがぞうのようなかずになってしまった。
スズメは、実生苗をつつくだけでなく、画像のようなやや乾いた用土だと、ここで砂浴びをするらしい。
用土がえぐられて、苗はついばまれなくても、土をかき回されてどこかへ行ってしまう。
花が咲くほどにまで生き残る実生苗は実はうちではほとんどないのだ。