感染予防は万全? PART 4

各地で最高記録を更新し続ける感染者数。第一波をすでに超えているようにも見える。

しかし、第一波のときのPCR検査は、重症者限定。そもそもが感染者全体を補足していない。第一波のときの感染者は発表された数の一桁上の数字だったように思う。

では最近発表されている感染者数は実態を正確に把握しているか。

これもまたありえない。

今現在行われているのは、クラスターが発生した場所に居合わせた、いわゆる濃厚接触者を感染症状のあるなしに関わらず、PCR検査を行うというもの。

これだと第一波のときより検査対象者の範囲が拡大するから、発表される数字が第一波より増えたからといって、第一波のときより危険な状況であるとはいえない。

一方で、クラスター発生とはみなされない場所での、若い世代の人を感染源とする感染は広がり続けているはずで、こうした無症候キャリアーの捕捉ができない以上、本当の感染者数など分かりようがない。感染者の実数は発表されている数字の数倍はあろう。

若い世代に多いと考えられる無症候キャリアーの存在は、そうした世代にとって、このウイルスは恐れるに足らないものということだ。

これが年齢が上がるほど重症化の率が上がるから、わたしのような高齢者やすでに何らかの既往症がある、いわゆるハイリスクグループに属する人たちにとってはまさしく脅威といってよい。

東京や大阪の知事は、感染拡大の中核的役割を果たしている若い世代に行動自粛を呼びかけているが、感染による重症化のリスクをほとんど負わない人たちの耳には届かないだろう。

自分がハイリスクグループに属するなら、感染予防は自分が徹底してやるべきことになる。

私は政府、専門家が推奨する形でのマスク着用や手洗いでは不十分と考えるから、Part 1~3で書いた自分なりの方法で感染予防をしている。

さて、今日から8月。長く暑い本格的な夏の到来だ。今年の夏はいつもの夏より暑く、長くなりそうな気がする。