Negative Power Spot


好天に恵まれた連休後半の今日、いつも犬の散歩に使っている河川敷散歩道でのこと。
車3台に分乗して、たぶん複数の家族が画像の川にかかった橋の橋脚近く集って、屋外バーベキューを楽しんでいた。
毎年連休ともなると、いくつかのグループが、この同じ場所、つまり橋脚下でバーベキューをしたり、シートを広げて、屋外での食事を楽しんだりする。
私がいつも不思議に思うのは、晴れて突然の雨の心配などないのに、なぜ薄暗い橋の下などでバーベキューだの、食事だのをするのかということだ。
画像を見れば分かるとおり、手前には、広々としたスペースがあり、何もわざわざ橋の下まで行かなくても、バーベキューをする場所はいくらでもありそうに思う。
テントを設営する家族やグループの場合は、手前の草原でテントを張って、そこでバーベキューをしているから、橋の下がバーベキューをするのに、とりわけ便利ということでもないと思うのだが。
私がこんなことを思うのも、画像のような橋の下を私は好きではないからだ。
毎日のように、犬の散歩で通るのだが、この橋の下で立ち止まることはほとんどない。なるべく早く、この場所を通り抜けようとする。
ところが、このバーベキュー家族だけでなく、普段から、この場所には、人がいることが多い。
散歩途中の歩行者が休憩していたり、橋脚のすぐそばの川原で、子供たちが遊んでいたりというようなことが多い場所だ。いったいこの場所の何が人をひきつけるのか。
私がこの場所を嫌うのは、この橋の下を通るときにいつも感じる異様な雰囲気だ。何が異様なのかを説明するのは難しい。
橋に近づくほど感じる圧迫感とでもいおうか、不気味さといおうか、橋の下に近づくにつれ、心拍数が上がっていくのを感じるほどだ。
川にかかっている橋は、4車線道路の橋なのでかなりの幅がある。交通量も多く、上をひっきりなしに通る車の音が橋の下に反響して、低周波騒音を発生させている可能性が高い。
しかし、それ以上に橋の下という場所が共通して持つ何かが私の不快感の根底にあるように思う。
その何かが、私の場合とは逆に、多くの人たちをその場所にひきつける原因となっているのではないか。そんなことを思わせる場所である。