訳詞という難物11

歌詞冒頭のDesperadoをイーグルス全体のことと捉え、"our ridin' fences"をイーグルスのミュージシャンとしても方向性について迷っていることと考えると、その後の部分について、かなり意味の通るものになる。
QODは、イーグルスにとって実入りのいい話、うまい話だが、相手の要求を受け入れる必要があるような場合。それとは逆に、実入りは悪くても、ミュージシャンとして納得できる演奏活動ができる場合がQOHだと考えると、QODとQOHの間で、どっちを採るか迷いも生じることだろう。
とりあえず、このラインで考えることにして、歌詞の続きの部分で私がよく分からなかった部分を続いてあげてみる。
3. Your pain and your hunger, they're drivin' you home
直訳では、「苦痛と空腹のせいで、お前は家に戻っていくところだ」となるが、一体何のことかさっぱりだ。
苦痛って何がどう苦痛なのだろうか。腹が減るというが、これは精神的な飢餓感のことを言っているのだろうか。それだとしたら、何についての精神的飢餓感なのか。
この点に関して、細かい検討を加えるのは後回しにして、よく意味の分からない点を先に挙げていくことにする。
4. Your prison is walking through this world all alone
単純な現在進行形の文に見えるこの部分。しかし意味はさっぱり。
直訳すれば、「お前の監獄がこの世界を一人で歩いている」。なんのこっちゃ。
5. Don't your feet get cold in the winter time?
The sky won't snow and the sun won't shine
It's hard to tell the night time from the day
You're losin' all your highs and lows
Ain't it funny how the feeling goes away?
歌詞のこの部分は丸まる意味不明。
冒頭部分、「冬には、足が冷たく感じないか」ってそんなん、当たり前やろ。聞くまでもないわ!
雪は降らんし、太陽も出ーへん天気で、夜昼の区別も分からんへんて、お前、いったい今どこにおんねん。それとも頭おかしなったんか。(だんだん考えるのが面倒くさくなって、柄悪くなってきた)
「高揚した気分にもならないし、落ち込みもしない」って覚せい剤の作用が切れてきたんかいや。「そうした感覚がどんどん失われていくって妙な感じだろう」って、これほんまに危ないんちゃうか。
以上が、私にとって分かりにくい箇所だ。各部分がどういう意味を持っているかの検討は順次行うことにする。(ああめんどくさ。こんな記事、書かんといたらよかったわ)