画像は汁物の塩分を測定する器具。本気で減塩に取り組むつもりなら、絶対にはずせないアイテム。
みそ汁や、ラーメン、うどん、そばなどのつゆにどれほどの塩分が含まれているか、正確に知らないと、自分では減塩しているつもりでも、実際には全然、減塩になっていないということになりかねない。
私は10代の頃に重い腎臓病に罹り、それ以来半世紀以上の減塩生活を続けている。
その私でも、本当のところ、ちゃんと減塩になっているのかどうかは正確にはわからなかったので、画像の器具を購入することにした。
塩分計にもいくつか種類があり、画像の製品は数値が表示されるタイプ。大まかに「濃い、普通、薄い」のような表示しか出ないタイプは正確な塩分摂取量が計算できないのでお勧めしない。
で、測定対象を実際に測定してみたのが次の画像。この汁は私が実際に作った鍋物の汁。何度か温めなおしたので、汁が濃くなったときのもの。
測定値は1.2%。この汁を100ml飲んだときの塩分摂取量は100×0.012=1.2(g)となる。
一品で1.2gの塩分摂取量は決して少ない量ではない。他に塩分をたくさん含んだものを食べていないのならこのぐらいの摂取量でも大丈夫。
減塩生活を長く続けるこつは、どの食品も薄味にしないこと。
一日のうちの一品は少々塩分が多くてもよい。一日のトータルで6g未満の摂取にすればよい。
そして、一週間に一日は塩分の開放日を設けること。つまり、塩分を気にせず、自分の好みの味にする日を設ける。
他の6日は一日6g未満を続けた、自分に対する褒美の日を一日作る。そうすることで、また次の日から、減塩を続けようという気になる。
腎臓はいったん悪くなったら、もう元に戻すことができない。減塩生活は一生続けるしかない。となると、長続きさせる工夫なしには腎臓を守れない。