腸活メニュー7

腸活のためのメニューで新しく導入したのがバーリーマックス。

朝食は以前からの血糖値コントロールを重視した定番メニューがあって、これは大きく変えないことに。

私は一日二食で、朝食は朝の10時ごろから食べ始め、終わるのが11時30分頃。世間一般の昼食時間間近まで食べているので、二食目は午後3時過ぎから4時過ぎぐらいに食べはじめ、終わるのが午後5時過ぎ。

この二食目にバーリーマックスを使ったメニューにすることにした。

バーリーマックスはスーパー大麦という呼び名がある。しかし、穀類全体で見ても、腸活のためになる要素が飛びぬけている。スーパー穀類と呼んでもいいくらいだ。

とは言うものの、バーリーマックスも糖質たっぷりの穀類である点は他の穀類と変わりがない。

食べる前に「野菜ファースト」のような工夫がないと血糖値の急上昇は避けられないだろう。

血糖値を急上昇させそうな食べ物の場合、少し前まではイヌリンを多く含むサプリメントを使うことが多かった。

しかし、イヌリンは血糖値上昇を良く抑えてくれるが、大腸内でビヒィズス菌の増殖にもっぱら貢献するようで、今回目標としているフィーカリパクテリウムの増殖とは方向性が違っている。

そこで、始めたのが次の画像のようなドリンク。

腸活ドリンク

左下の茶色の粉末はサイリウム。真っ白に漂白されたパウダーが多いが、この製品はこの色。その右側にあるのが、クマザサパウダー。右下の白い粉末はフラクオリゴ糖

これを左上にあるシェーカーに入れて混ぜ合わせる。

よく混ぜてておかないとサイリウムが水分を吸うと、とんでもなく膨張してしかもネバネバになるので、他のパウダーと全然混ざらなくなる。

粉同士を良く混ぜてから、右上のシークァーサーを注いで、シェークする。

サイリウムが溶けて液がねっとりする前に飲んでしまう。

胃の中でサイリウムがネバネバになって、これで血糖値の上昇も抑えられるのではと期待しているのだが、実際にそうした効果があるかどうかは血糖値を測ってみないことにはわからない。

フリースタイルリブレのセンサーを購入したので、届いたら、早速血糖値の変化を測定してみようと思う。

この腸活ドリンクのあと、10分以上経過してから二食目に取り掛かる。

1月22日(日曜日)の二食目

左上はブロッコリーと黄色カリフラワーを蒸したもの。ブロッコリーやカリフラワーはゆでる人が多いと思うが、それでは味が水っぽくなっておいしくない。

このブロッコリーは以前にこのブログで紹介した「湯上げ」という処理をしていて、こうすることでレンジでチンした場合の仕上がりがとてもおいしい。

色鮮やかで且つ柔らかいブロッコリーにほんのちょっとのマヨネーズで実においしい。

右上は野菜ごちゃ混ぜの鍋物。今日は昨日の残りに、豆腐と肉団子を加えて2度炊き。

たっぷりのキザミネギを振りかけて、こちらもとてもおいしかった。

手前が玄米とバーリーマックス半々のご飯。バーリーマックスは普通に他の穀物と一緒に炊飯器で炊いた場合、ちょっと粒々感が強すぎて食べにくい仕上がりになると思う。

先にバーリーマックスだけを半日以上浸水させ、さらに玄米のほうは30分ほどの浸水させたうえで炊飯すれば、両者の馴染みも良いようだ。

このご飯にはバーリーマックス20gが使われていて、その中には0.6gのレジスタントスターチが含まれている。

腸活ドリンクのほうにはアラビノキシランが豊富に含まれ、どちらもフィーカリパクテリウムのエサとなり、増殖に役立ちそうだ。

ちなみに、混ぜ合わせのために、シークァーサーを使うのは、腸活ドリンクは何も味がないもので混ぜ合わせると、とてもまずくて飲めないから。

かなり個性的な味のシークァーサーで一気飲みすると、まずさが気にならない。

腸活メニュー6

年頭の目標は「フィーカリバクテリウムの増殖」。そのための腸活メニューを実践中。

腸活だけでなく血糖値のコントロールもしなくてはならないから、それも考慮したメニューを考える。まずは朝食メニューから。

朝食は以前からの血糖値コントロールを目的とした定番メニューがあり、それはそのまま継続するとして、それに腸活のためのメニューを加えることにした。

定番朝食の一品目は、ネバネバ丼。以前に「腸活メニュー1」で紹介したもの。「野菜ファースト」で血糖値の急上昇を避けることができるように、このメニューを糖質をたくさん含んだものの前に食べておくと効果的ということが、血糖値測定でわかっている。

ネバネバ丼


ネバネバ丼には腸活の目的であるフィーカリバクテリウムの増殖に役立ちそうな食材が二つあることがわかった。

それはキノコの一種のキクラゲ。「腸活メニュー1」で紹介した「なにわサプリ」というサイトの情報から、ネバネバ丼に使うきくらげ(60g)に含まれるヘミセルロース量は0.9gと出た。

同じく、なめこ(60g)のヘミセルロース量は0.7g。両方あわせて1.6gほど。ほんのわずかな量だが、ないよりまし。

定番朝食メニューの二品目は、「ビヨンドとーふ」で食物繊維はほとんどなし。

そこで三品目のシリアルにブランリッチを使うことに。これを30gほどを牛乳と豆乳を混ぜたものに入れる。

ブランリッチの袋に書かれた成分表を見ると、フィーカリバクテリウムのエサになるというアラビノキシランがおよそ6g摂れる。

三品目を食べた後に、高カカオチョコレート90%を2枚食べて朝食終了。

腸活23

腸内細菌の一種、フィーカリパクテリウム菌を増やすにはどうすればよいのか。私のネット検索を使ったクウェストもようやく終わりが近づいたと思う。

食材として有益なものはほぼ、役者が揃った。ここでまとめてみる。

野菜: アブラナ科の野菜 (キャベツ、ブロッコリーなど)

シリアル: 小麦ブランを使用したもの

穀類: バーリーマックス

健康食品: サイリウムパウダー、クマザサパウダー

その他: カカオ豆を原料とする食材や飲料(高カカオチョコレート、ココアなど)

フィーカリバクテリウム菌養成に関して注意すべき点がある。それはこの菌が超嫌気性のため、大腸壁にへばりついて存在しているのではなく、便の中に多くいるということ。

便中の菌は便とともに排泄されてしまうから、この菌が大腸内である一定の菌数を保つためには次々とやってくる便で増殖していかなくてはならない。

新しくやってくる便中にフィーカリバクテリウム菌の好むエサがないと、そこでこの菌の数が減ってしまう。

増殖を成功させるためには、上記の食材をそれぞれの食事に必ず含ませなくてはならないということ。

フィーカリバクテリウム菌増加が実験的に確かめられた食材は上記のものだけだったが、他にも有力な候補があるにはあった。

それは、おからとキノコ。両者ともに食物繊維、とりわけ不溶性食物繊維とされているヘミセルロースをたくさん含んでいる。

ヘミセルロースを構成する多糖類には、きっと酪酸産生菌の増殖に有効なものがあるだろう。

すると、おからやキノコをたくさん摂取することでフィーカリパクテリウムの増殖を図ることができるかもしれない。

残念ながら、今回のネット検索ではそのことを実証する検証は見つけることができなかった。

今回の検索の結果を反映させた食事をすでに実行中。その結果どうなるかは、4月初旬に腸内細菌検査を受けることで明らかになるだろう。

腸活22

下行結腸、つまり大腸でもかなり最終地点に近い部分で、発酵し、そこに住む腸内細菌のエサになるものとして、もう一つ有力なのがレジスタントスターチ。

難消化性デンプンという名称でも知られ、こうした性質のデンプンがあることが知られた当初はダイエット効果があるかもということで一部の人たちの間でブームになった。

しかし、レジスタントスターチをたくさん含むとされる食材のほとんどか普通のデンプンも大量に含んでいるため、そうした食材をたくさん食べれば、それだけ血糖値も急上昇、消化吸収され消費されなかった分は中性脂肪に。全然ダイエットにならない。

しかしその中でも、腸活にとって効果がありそうなのが一つある。それがバーリーマックス。スーパー大麦とも呼ばれている。

バーリーマックスに関しては次のサイトが参考になる

biolier.jp

食物繊維の含有量が飛びぬけて高く、レジスタントスターチの含有率も群を抜く。アラビノキシランもある程度含まれていて、腸活には最適といえる。

押し麦やもち麦といった食材がダイエットや腸活関連のサイトなどで推奨されているが、酪酸菌育成という観点から言うと、このバーリーマックス以外の穀物はそれほど関心を惹かない。

レジスタントスターチの働きに関して、先に紹介したある製粉メーカーのサイト内にある動画が参考になる。

バーリーマックスを摂取した場合に、大腸内の酪酸産生菌の菌数が上がったとする実証実験について、次のサイトが参考になる。

また同じ「大麦ラボ」の別のページには次のような情報もある。

小麦ふすま(小麦ブラン)とバーリーマックスを同時に摂取することでフィーカリパクテリウムの菌数増加がかなり見込めるようだ。

この組み合わせは、最強のコンビかもしれない。

腸活21

アラビノキシランは植物本体の構成要素であるヘミセルロースの一種だから、ごく普通の野菜や穀物にも含まれているはずだが、葉物野菜などではほとんどが水分だから、含まれていても微々たるものだろう。

一方、穀物も外皮を取り除く処置をしてあると、アラビノキシランはほとんど失われる。

含有率の高いものはやはり小麦ブランということになる。某メーカーの商品の袋に書かれている説明では一食40g当たり、11gの食物繊維、そのうち26パーセントほどがアラビノキシランだという。ということは一食40g当たり、2.86gのアラビノキシランが摂れる計算になる。

一食で3g近いアラビノキシランというのは、他の食材ではなかなか達成できない。他にもアラビノキシランが豊富な食材はないかと探してみた。

食材とは少し違うが、健康食品として売られているクマザサやサイリウムのパウダーにアラビノキシランが豊富に含まれていることがわかった。

サイリウムパウダーに含まれる水溶性と不溶性それぞれの食物繊維量に関して日本のサイトには的確な情報がない。

アラビノキシランは不溶性に分類されていると思うが、その含有率が的確でなかったら具体的な数値としてはわからない。

アメリカのサイトの情報によると、100g中の不溶性成分はわずかに6gほど。といっても普通の野菜に比べればそれでもかなり多いほうだ。

たとえば食物繊維の多いと思われるゴボウの100g中の総繊維量は5.7g。そのうちの不溶性は、3.4gだから、サイリウムはゴボウよりもかなり多い。

パウダー状だから、調理の必要もなく、他の食材に振り掛ければいいだけ。簡単に摂取できる。

同じく、クマザサパウダー。健康食品として一時ブームになった。さて、その食物繊維の含有量だが、第三者的分析の情報がない。

クマザサを原料にしたサプリメントメーカーの情報しか見つけられなかった。一応その情報を信じるとして、100g中の食物繊維量なんと67.3g。

ほとんどが不溶性の食物繊維のようで、このパウダーだけだと、不溶性と水溶性のバランスがとれず、便秘を引き起こすかもしれない。

よく性質を知った上で水溶性の多い食材なり、パウダー類とのあわせ技で腸活に役立つと思える。

不溶性が多いということはアラビノキシランも多いといえそう。以前にクマザサがブームになったのは、クマザサから特殊な方法で抽出したアラビノキシランに抗がん作用があるかもしれないと話題になったからだ。

抗がん作用に関してはともかくも、クマザサにはアラビノキシランが豊富に含まれていることは間違いなさそうだ。

フィーカリバクテリウムの育成に役に立ちそうだ。

ちなみにサイリウムに摂取による酪酸産生量に関しては、次のサイトの情報が参考になる。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs1983/52/6/52_6_365/_pdf

腸活20

IBSの症状を軽くする食事療法として低FODMAP食というのがある。これはFODMAPが何を意味するかから話を始める必要がある。

FODMAPとネットで検索してみるとWikiの英語版のみがヒットする。それで英語版での説明を次に引用する。

FODMAPs or fermentable oligosaccharidesdisaccharidesmonosaccharides, and polyols[1] are short-chain carbohydrates that are poorly absorbed in the small intestine and ferment in the colon.

訳すると、「FODMAPとは発酵性のオリゴ糖、二糖類、単糖類およびポリオール類を言う。これらの糖は小腸内ではほとんど吸収されず、大腸内で発酵する。

そして、低FODMAP食とは、そういう糖類をあまり含まない食材を中心とした食材で構成された食事療法のこと。

FODMAPで検索するとたくさんのNG食材がでてくるが、その多くが腸内環境を整える食材として推奨されているものだ。つまり、乳酸菌やビヒィズス菌のプレバイオティクスになるもの。

江田証という以前に「すごい酪酸菌」という本の著者を紹介したが、この人の別の本、「新しい腸の教科書」には、たくさんのNG食品が挙げられている一方で、OK食品もたくさん挙げられていて、何を食べればいいのか、なぜこの違いがでてくるのかぜんぜん分からない。

やはり、乳酸菌やビヒィズス菌ばかり優遇するような食材の多量摂取に問題があると私には思える。

それではということで、酪酸菌のみの育成のための食材を捜すことにした。

ネットでの検索ワードを「フィーカリバクテリウム 育てる」というような検索ワードで見つかったのが、以前に挙げたブロッコリーやキャベツといったナタネ科の野菜。そしてもう一つが高カカオチョコレート。

しかし、この二つが酪酸菌にのみ有効なのかどうか。乳酸菌やビヒィズス菌のエサにもなるのだったら意味がない。

さらに検索を進めていくと、ある製粉メーカーのサイトで興味深いものを見つけた。

メーカーのそのページにはアニメを使った動画が埋め込まれていてたいした内容ではないだろうとは思いながらもみて見ることに。

その動画があるサイトは次のとおり。

上記サイトの中で使われている「発酵性食物繊維」というのは、大腸内の腸内細菌の活動で代謝されるのが発酵性の食物繊維、そうではないものは非発酵性食物繊維ということで、水との親和性で水溶性か不溶性かで分けるやり方は腸活の観点からは正しくないとの理由からこうした表現を使っている。

アラビノキシランとは植物のカラダの主要な構成体であるセルロースやリグニンと結合して、植物体の強固な種皮や外皮を形成しているヘミセルロースの一種で、多糖類に分類できるもの。

セルロースと結びついている場合には、大腸内でこれを代謝できる菌はほとんどいないため、大腸内をどんどんスルーしていく。

そのためネットでヘミセルロースを検索しても不溶性食物繊維の一種として扱われ、便の嵩を増やして便通を促すというような効用しか書いていないことがほとんど。

しかし、酪酸菌が住んでいる下行結腸までやってくると、セルロースを分解する酵素セルラーゼの働きにより、ヘミセルロースの部分がセルロースやリグニンから分離され、これをエサに酪酸菌が活性化する。

まさしく、酪酸菌御用達の糖類なのだ。

このアラビノキシランをたくさん含んでいる食材のひとつが小麦ブラン。小麦ブランのという名前には聞き覚えがあったので、このワードで検索をかけると、以前朝食のシリアルとして食べていた某メーカーのシリアルがたくさんヒットした。

スーパーで買ってきて箱の後ろを見てみると、アラビノキシランをたくさん含んでいることがしっかりと書いてある。

アラビノキシランの効用はダイエットや健康法といったことに熱心な人が多いアメリカではずっと以前から知られていたことらしく、私が知らなかっただけらしい。

次回は、このアラビノキシランを含む小麦ブラン以外の食材や、ほかの酪酸菌御用達の食材を紹介する。

腸活19

IBDは深刻な病状になる難病だ。私の親族の一人もこの病気になり、その治療にずいぶんと時間も金もかかっている。何より生活の質、いわゆるQOLが著しく下がる。

IBDは深刻ではあるが、腸に不調がある人がそのまま重症化してIBDになるわけではない。

このIBDに名前が良く似たIBSというのがある。IBSとは大腸に悪性腫瘍や感染症などによる炎症などがないにも関わらず、数ヶ月に渡って便秘や下痢、腹痛などの症状が繰り返される疾患のこと。

命を脅かす病気ではないが、長期に亘り症状が続くため、IBDと同じく、著しくQOLを下げてしまい、若い人に多く見られる。

腸内細菌学会のホームページはIBSの患者に見られる症状として「⑦腸管の粘膜透過性亢進がある。⑧感染性腸炎が回復した後に高率に感染性腸炎IBSが発症することから、腸内細菌が変化して、その異常がIBSの病因の 1 つとして重視される」とする。

腸内細菌の変化として挙げられるのがLactobacillus菌とVeillonella菌の増加であることは以前に述べた。ネットにも同様の指摘をしているサイトがある。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/32/1/32_1/_pdf

上記サイトの「7. IBSの腸内細菌の総合理解」として次のような記述がある。

7.IBS の腸内細菌の総合的理解 

わが国の IBS の腸内細菌を分析し,IBS 患者では,健常者よりも Lactobacillus ならびに Veillonellaが多いことを見出した。

IBS 患者では,糞便中の短鎖脂肪酸(short chain fatty acid: SCFA)の中でも酢酸,プロピオン酸,総有機酸の濃度が健常者よりも高かった.

Lactobacillus グルコースを乳酸に代謝する菌である.Veillonella は乳酸を酢酸,プロピオン酸に転換する.また,酢酸,プロピオン酸量が多いほどIBS 症状が重症化した.

乳酸、酢酸、そしてプロピオン酸のいずれもが、最近、腸内環境の良くするとして話題の短鎖脂肪酸だ。腸内環境を良くするはずの短鎖脂肪酸が多いほどIBSが悪化するというのはどう理解すればよいのか。

私の理解では、乳酸や酢酸をエサとする酪酸菌不足が原因の一つだろうと思う。菌数で酢酸産生菌+プロピオン酸産生菌>酪酸産生菌の状態があるとIBSを発症するのではないか。

こういう事態を招かないためには、酪酸菌を育成して酢酸産生菌とプロピオン酸産生菌の連合軍に酪酸産生菌が数の上で負けないように育成していく必要があるのではないのか。

それで、ネット上で「酪酸産生菌 増やす食事」というキーワードで検索しても、推奨されているのは水溶性食物繊維をたくさん摂ること、というようなものばかり。

それで水溶性食物繊維を含むものにどんな食物があるかを検索してみると、次のようなものがでてくる。

上記のサイトにあった一覧表は次のとおり。

ペクチン

レモン・オレンジなどのかんきつ類、芋類、にんじんなどの野菜
アルギン酸 昆布・ワカメなどの海藻類
ガム質 大豆、麦類
グルコマンナン 里芋のぬめり成分、コンニャク芋(市販のコンニャクは不溶性)

しかし、上記の水溶性食物繊維のほとんどは大腸の横行結腸辺りまでに乳酸菌、プロピオン酸産生菌、そしてビヒィズス菌に食べられてしまい、肝心の酪酸菌まで届かない。

戦場において、兵糧を支援物資として味方の軍に届けたいのに、途中でぜんぶ敵軍に奪われている状況と同じだ。

途中にいる敵軍に食べられることなく友軍の酪酸産生菌に無事に届く食材などあるのか。話はいよいよ今回の腸活シリーズの核心部分に近づく。