2012-01-01から1年間の記事一覧

紅葉サボテン

めっきりと涼しく、を通り越して、肌寒く感じられる今日この頃。 画像は何れも翠晃冠錦。このところの明け方の低温のためか、赤っぽい色がついてきて、見た目が美しい。 黄色や赤の部分は葉緑素がかけているからだが、成長のための栄養素を太陽光線を原料に…

日本語に見る甘えの構造

土居健郎の「甘えの構造」は私の学生時代、文科系の学生にとって必読書だった。 内容は日本の社会全体に通底する精神的相互依存を、それと気づかない日本人に、剔抉(てっけつ)して見せたものだ。 時代は移り、日本人の精神構造も表面的には大きく変化したよ…

日本人の英作文21

荒川静香のエッセー「チョコがくれたパワー」の第一回目の部分の英作文を、学習会のメンバーの一人がメールで送ってこられた。 せっかくなので、その英作文を以下に引用する。 訳文3 The first dog for me was a puppy of Shih Tzu , which my parents gave …

日本人の英作文20

荒川静香のエッセー英訳の第一回。原文とその英訳は次の通り。 原文 私にとって初めての犬は、10歳の誕生日に両親がプレゼントしてくれたシーズーの子犬「チャロ」。12月が誕生日なので、クリスマスもお年玉も一まとめでいいから「犬がほしい」とねだったの…

日本人の英作文19

「割り箸のマナー」は、元の日本語の表現に解りにくいところがあったので、英作文が難しくなってしまった。 そこで、もっと表現が平易で英作文しやすい題材を探してみた。 今回の題材は読売新聞夕刊に載った、プロフィギュアスケーターの荒川静香のエッセー…

最近のブンタ

里子に出したものの、出戻ってきたワンコの第一号がブンタ。全然人に懐いていない状態で里子に出したものの、案の定、出戻ってきた。 出戻ってきたのが、もう一年以上前のことだが、まだ人に慣れたとはいえない状態。 最近になってようやく、餌の時にお手を…

スザンナエ

画像は、手前の小さいのがクラッスラ属スサンナエ。比較的大きな株と、まだ小さい株の二つがあったが、どちらもこの夏に消滅した。 エケベリアや夏越しの難しいサボテンに気を取られて、冬型クラッスラのほうに注意が向かなかったため、次々と枯死。 スザン…

木枯らし1号

今日の夕方、テレビの天気予報で、この地方に木枯らし一号が吹いたことを伝えていた。 えっ、木枯らしってあの木枯らし?どこに吹いたって、この辺り?ウソでしょう。 昼過ぎ、小夏を連れて、自転車で散歩にでた時、日差しは暖かく、自転車をこいでいると、汗…

苦節15年?

画像のサボテンはフェロカクタス属の文鳥丸だと思われる。 購入した時に名札はなかった。しかし購入したHCにもっぱらサボテンを供給しているのは、岐阜県のサボテン業者。その業者のHPを見ると、栽培品目の一つに文鳥丸があるから、ほぼそれに間違いないだろ…

日本人の英作文18

これまでの17回にわたって、作家、楊逸さんのエッセイ「割り箸のマナー」を題材にした英作文をみてきて、日本人が英作文をするにあたっての問題点が見えてくる。 以下、その問題点を箇条書きにしてみる。 1. 英作文の対象になる日本文を、英文解釈の時に行う…

日本人の英作文17

楊逸さんのエッセイ「割り箸のマナー」の最終部分とその英訳は次の通り。 原文: もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。―この魯迅の名言の中の「道」は、理屈など関係なく、幾分マナーに通じるのではないかと、そんな気がしてき…

昼下がりののんびりタイム

このところ、暑くも寒くもない日が続く。晴れた日の昼下がりはワンコたちのお昼寝タイム。チャックと小夏を中心に動画を撮ってみた。 動画のURLは次の通り。 http://youtu.be/GfpzKLfl3Pw とっても仲のいい二匹。朝食前には必ず取っ組み合い。チャックが成長…

日本人の英作文16

エッセイの続きとその英訳は次の通り。今回は訳文を二つ挙げてみた。 それぞれ、別のメンバーが訳したもの。 原文: 人と会えば、「どうも、(意味がよくわかっていないにもかかわらず)」と呟きお辞儀するように、以来人前で食事するなら、割り箸を折ることに…

帝玉の新芽

買ってきては腐らせるを繰り返している帝玉。今年の夏は6個の帝玉のうち、一つが腐ったが、他は順調に夏を越した。 メセン類は夏の間、水を切って、なるべく涼しいところで過ごさせるというのが、常識のようで、帝玉に関してもそうした栽培法に準じて栽培さ…

日本人の英作文15

エッセイの続きとその英訳は次の通り。 原文: しかし、外国人だからといって、理解せねばマナーだと認めないというわけにもいかない。むしろ日頃「マナー違反」の語に戦々恐々になりながら、いつも日本人の挙動を倣って行動するように心がけている。 訳文: H…

日本人の英作文14

エッセイの続きとその英訳は次の通り。 原文: 作法おばさんの説明では、箸を箸袋に戻すのは見た目への配慮で、新しいものだと勘違いして使うことを防止するために折るのだという。 そのままゴミ袋に捨てた方が、端を袋に戻す手間も折る手間も省くのにと考え…

術後の遠出

先週の12日の金曜日に、小夏の避妊手術をしてもらった。 8月の終わりごろに、小夏が発情期になり、他のオスたちがそれに触発されて、大騒ぎ。 発情時の小夏はえらく積極的だった。なぜか小夏を一番邪険にしていたサブにモーションかけまくり。遊び相手で、一…

晦冥の底

去年の8月に「見えざる闇」で記事にした下水処理場裏の小さな橋まで、小夏を連れて散歩に出た。 この場所が目当てというわけではなく、たまたまそこまで出かけただけのことなのだが、堤防からふとその橋の欄干を見たところ、欄干の袂のところに花束が置かれ…

日本人の英作文13

エッセイの続きとその英訳は次の通り。 原文: が、来日するまでに中国はまだ割り箸が普及していなかったので、もちろんマナーたるものもなく、日本のマナーを気にするしかなかった。 訳文: But, disposable chopsticks had not yet come into wide use in Ch…

日本人の英作文12

引き続き、エッセイの引用と、その部分の英訳。 原文:箸に関するなら中国ほどうるさい国はなかろう。一、二歳から持ち方を練習し始め、箸を口に咥えたり、人のいる方に向けたりすると、すぐに叩かれるし、家では日本の箸がぶつかってできたかすかな音すら許…

サボテンの衣替え

夏の間、鉢土の温度が上がりすぎることを避けるため、二重鉢に入れていたサボテンの外鉢を今度は、黒色のプラ鉢に替えた。 最初の画像はフェロカクタスの日の出丸。真夏も屋根の上に置き、直射日光を当て続けた。二重鉢にしていないと、黒のプラ鉢だと鉢土の…

日本人の英作文11

エッセイの続きの部分とその英訳は次の通り。 原文: 折られたその箸を引き取る立場のゴミ袋も喜んだろうかと気になりながら、至極日常的なマナーなのに、日本の有名人である出演者たちは、誰一人知る人はいなかったのも何だか不自然に思えた。 訳文: I was c…

巨鳳の花

買ってきては腐らせるを繰り返している帝玉に対し、同じプレイオスピロス属の巨鳳玉。今年も花を咲かせた。 ゴツゴツした本体はまるで石。その割れ目から花が咲いたように見える。 画像は、花を正面から写さず、横の方向から撮ってみた。 夏の間、屋根の上の…

日本人の英作文10

エッセイの原文の続きと、その部分の英訳は次の通り。 割り箸を箸袋に戻して折る、というのは正しい作法だと、しとやかな装いと裏腹に、おばさんは皺くちゃの手で箸を握り、力ずくで折りながら力説した。拍手がどっと沸き上がった。観客が感激したようだった…

日本人の英作文9

次に、「〜と思う」の部分を過去形に変えた次の文、 4. 「割り箸に関して、ルールがあると(は)思わなかった。」 という文だと、「ルールがある」という先行意見に対する異論を表す場合と、「ルールがある」という認識にかけていた場合、要するに無知だったこ…

日本人の英作文8

canとthinkの共用以外にも、「〜と思う」については注意すべき点がまだある。 これについては次の日本語をたたき台にする。 1. 「私は割り箸に関して、ルールがあると思う。」 この文の「思う」の部分を、「思える」「思っている」「考える」などに変えても…

日本人の英作文7

前回引用部分の訳文で、So I couldn't think it was...というのがあった。 原文の「とても他人事だと思えず」の部分を英訳したものだが、think+that節と可能を表すcanとは一緒に用いないので注意を要する。 この点を少し詳しく説明する。まず、次の日本語を…

日本人の英作文6

楊逸さんのエッセイの続きの部分とその英訳を、次に引用する。 原文:「いけません」 と、テレビの中におばさんが突然、大声で叱った。その声でテレビの前の私は思わずきりっと身が引き締まった。使い終わった割り箸をそのまま放置した人を見つけたのだ。 当…

里子の近況(鈴)

里子の鈴の里親さんから、昨日近況報告のメールが届いた。画像はメールに添付されていた鈴の写真。 一枚目は、この夏に海に連れて行ってもらったようで、海に浮かべたボードの上の鈴。 里親さんによると、海のレジャーを十分満喫したとのことだ。 ボードもら…

サボテンの首2

玄関ホールの床、 鉢の陰の目立たないところに転がっているものを拾い上げてみると、思ったとおり、それは小さいサボテンの頭の部分だった。 鉢の頭がなくなっている仔サボと照合した結果、ほぼ、切断面が符合したので、落ちていたのが、仔サボの頭部である…