英語関連
今回の英作文のテーマは、たまたま、シリーズで書いている「赤ちゃんの泣き声…」に関連している。 課題文の元ネタは作家の桐野夏生の文章。新聞の広告用に書き下ろしたもののようだ。男女の意識の乖離(かいり)を地下鉄の駅の一シーンとして描いている。 男性…
能天気で鈍感な亮平は、典型的男性脳を持っているようだ。 さて、今回の課題箇所と訳文の例は次のとおり。 「難しく考えるなよ」 亮平は笑おうとしたが,亜美は苛立たしげに首を振る。 「あたしはね、あなたと違って面倒くさい人間なの。ああでもない、こう…
「別れ話は突然に」の今回の課題箇所と訳文の例は次のとおり。 課題文 「無視?つまり、俺が鈍いってことかい?」 「そうだよ」亜美は、亮平の方を鋭い眼差しで睨んだ。「この間、あたしが仕事のことを相談した時、あなた笑ったよね。それで、先がわからないの…
今回の課題部分と実際の英作文の例は次のとおり。 課題文 「ちょっと待って、わけがわからないよ。説明してくれないかな」 亜美は心を決めていたと見えて、こくりと頷いた。 「あなたって、何でも自分に都合よく解釈するんだよね。ポジティブな人って、付き…
さて、新しい英作文の課題の「別れ話は突然に」、実際の英作文例を見てみる。 課題箇所と訳文例は次のとおり。 課題箇所 地下鉄ホームでの出来事だった。亜美がこう囁いたのだ。 「あたし、あなたについていけない。何か嫌いになりそうな予感がするんだ」 ち…
日本人の英作文、2016年の最初の課題は、これまで取り上げた課題とは打って変わったもの。 以下に課題文の前半を引用する。 別れ話は突然に 桐野夏生 地下鉄ホームでの出来事だった。亜美がこう囁いたのだ。 「あたし、あなたについていけない。何か嫌いにな…
ここまでで「つばめのつんちゃん」の英作文で使われた関係代名詞が、なぜ不適切なのかは説明できていると思う。 さらに説明しておいたほうがいいと思うことをこれ以降に書いてみる。 ここまでの説明に使った英文では、先行詞は定冠詞+単数名詞の場合と、固有…
さて、制限(限定)用法の制限(限定)とは、先行詞で表示されたものが複数存在し、その中から対象を関係詞節の内容で絞り込んでいくことということが分かったところで、「日本人の英作文」の課題箇所をもう一度見てみることにする。 課題文 巣から落とされたつ…
マーク・ピーターセンの「日本人の英語」を購入して数年後、その題名を意識したような題名の英文法関連の本を書店の本棚に見つけた。 三部作であることもマーク・ピーターセンの著作に倣っている様だった。筆者はT.D.ミントンという人。 あまり期待せずに、3…
ここで、ある文法書の記述を引用してみる。 英文法解説 江川泰一郎 P76の引用 §55. 限定用法と非限定用法 who と which には限定用法 (Restrictive Use) と非限定用法 (Non-restrictive Use) がある。§54はすべて限定用法であった。非限定用法はさらに挿入用…
3-J、3-Eは、マーク・ピーターセンの「日本人の英語」P122の記述から採ったものだ。 そのページの該当部分を以下に引用する。 同じ現象を別の角度から見てみたいと思う。日本語では、特別に必要でないかぎりこの(制限用法と非制限用法の)区別はしないようで…
制限用法について、詳しく述べる前に、日本語に英語の制限用法に対応するような表現法がないことについて説明しておく。 つぎのいくつかの日本文を見てみる。 1-J 広島に住む叔父がカキを送ってくれた。 2-J これは私が去年,旅行先で買ったお土産です。 3-J…
「日本人の英作文2015-12」の記事で、訳文例に次のような文があった。 1. Tun-chan who was dropped from a nest flew at the very first among the brothers. 2. Tun-chan that has been dropped from the nest could fly earlier than any other siblings.…
「つばめのつんちゃん」の最終回。 課題箇所と訳文の例は次のとおり。 課題文 「南の国に行っちゃうのかな」とまりちゃんがつぶやくと, 「まだだよ。もっと大きくなってからだよ」とサリーちゃんは笑って、つんちゃんに大きく手をふりました。訳文1 "Are th…
「つばめのつんちゃん」のお話も今回を含めて、後二回。 いつもどおり課題箇所と作文例は次のとおり。 課題文 「やった!とんだ!つんちゃんがいちばんだ!」 サリーちゃんがとびはねました。巣から落とされたつんちゃんが、きょうだいの中でいちばん先にとべた…
「つばめのつんちゃん」の英作文、10回目。 課題箇所と作文例は次のとおり。 課題文 「あっ!」 まりちゃんとサリーちゃんは、いっしょに声をあげました。とびました。 つんちゃんはついに、箱からとびたって、すぐそばのフェンスに止まったのです。 親つばめ…
「つばめのつんちゃん」の英作文、9回目。 課題箇所と訳例は次のとおり。 課題文 数日後、つんちゃんは箱のふちにとまって、とんでいる親つばめをじっと見あげていました。親つばめはまるで、「こうやってとぶんだよ」とお手本を見せているかのようです。 訳…
「つばめのつんちゃん」の英作文8回目。この短い童話もそろそろ終わりに近づいてきた。 子供向けの優しい日本語でも,英作文の対象となると,結構難しい。 今回の課題箇所と作文例は次のとおり。 課題文 「よかったね、つんちゃん」 「つんちゃん?} 「うん、…
「つばめのつんちゃん」の英作文の7回目。 課題箇所と作文例は次のとおり。 課題文 ひろみせんせいは、ボール箱にわたをしいて、ひなを入れてあげました。それを、巣の下のたなの上におきました。すると、親つばめはちゃんと気がついて、箱のひなにもえさを運…
英語関連の前回記事、「英語の冠詞3」の解答。 問題文を再掲する。 (golfer) was standing in (fairway), about 40 (yard) out, when (frog) whispered from (rough), "Use (8-iron)." (golfer), deep in (concentration), pulled out his 8-iron and hit (sh…
英語の冠詞の続き。 今回は問題の難易度を上げてみよう。 名詞の扱いは以前にも記事にしたが,(1)無冠詞単数形(2)無冠詞複数形(3)不定冠詞付き(4)定冠詞付き単数形(5)定冠詞付き複数形を状況にあわせて使い分ける。 そのほかにも(6)代名詞所有格付き単数形(7…
さて、「英語の冠詞1」で掲げた穴埋め問題。 その解答と解説を行う。 その前に問題を再掲しておく。 One day (ア) little box with (イ) slot in (ウ) top and bearing (エ) sign "For (オ) blind" appeared on (カ) storekeeper's counter. His customers, w…
「日本人の英作文2015-7」で出てきた"try to..."という表現。 現在は「チャレンジする」に取って代わられたが、かつては「チャレンジする」と同じ意味で、「トライする、トライしてみる」がよく使われていた。 カタカナ日本語としては使われなくなったが、英語の"try…
「つばめのつんちゃん」の英作文、第6回目。 課題文と訳文の例はつぎのとおり。 「大きくなったから、巣がきゅうくつになったのかな。どうしよう…」 おろおろしているひろみせんせいに、サリーちゃんが顔をまっかにしておこりました。 「この子だけ、かわいそう…
英語関連の記事として、「日本人の英作文」シリーズをずっと続けている。 ある英語学習グループの英作文を検討するシリーズだが,日本人全体の英語の弱点がよく分かる。 その弱点とは 1. 名詞の扱い方。つまり、名詞を(1)無冠詞単数(2)無冠詞複数(3)不定冠詞付…
今回の課題箇所と訳文の例はつぎのとおり。 ひなは、生きていました。けがもしていません。ひろみせんせいは、ひなを巣にもどしてあげまた。ところが、きょうだいにたちに押しやられ、すぐにまた落とされてしまったのです。 訳文1 The baby bird was alive. …
「つばめのつんちゃん」の4回目。課題箇所と訳文の例はつぎのとおり。 つぎの日、ふたりは、つばめの巣の下に、1羽のひなが落ちているのを見つけました。 「ひろみせんせい!たいへん、たいへん!つばめが落っこちている」 訳文1 The following day, the two gi…
「つばめのつんちゃん」の英作文、3回目。課題箇所と訳文の例はつぎのとおり。 その夜、まりちゃんは、サリーちゃんがつばめにのって、空をとんでいる夢を見ました。つばめの背中から,手をふっています。風にのって、気持ちよさそうです。 訳文1 Mari dream…
「ツバメのつんちゃん」の英作文、2回目。 課題箇所と訳文はつぎのとおり。 「つばめはね、あたしといっしょ。南の国からきたんだよ」 サリーちゃんは大きな目をくりっと動かしていいました。 「つばめの赤ちゃんは、ここで大きくなったら、南の国にかえるんだ」…
英作文の一回目の課題箇所と訳例はつぎのとおり 課題文 「つばめのつんちゃん」 保育園ののき下に、つばめが巣を造りました。しばらくすると、ひなが生まれ、2羽の親つばめが、せっせとえさを運んでくるようになりました。訳文1 A swallow's nest was built …